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ことの葉暦

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天使と悪魔と青空と

東京は、久方ぶりのすっきりとした晴れです。窓を開け放ってこれを書いているので、風がとっても気持ちいい。

昨日は友人と観に行ってきました。「天使と悪魔」。
夕食はお気に入りの沖縄料理のお店へ。夏野菜がどんどん美味しくなってくるこの時期。スーパーでも大好物のトマトが丸々・赤々・つやつや・かつお手頃!になってきて嬉しいこの頃ですが、昨日はゴーヤ、美味しかった!
その帰り道に、これまた久方ぶりにお月さまに会うことができました。今日の深夜、というか明日の早朝には、射手座で満月になります。我が家の周辺は大使館が多くて警備の警官がうようよしているので、あんまり不審な行動はとれないのですが、思わず立ち止まって眺めてしまいました。
出かけずにはいられなくなるような、今日みたいに広く晴れ渡った青空は、射手座にぴったりです。

それで、「天使と悪魔」ですね。
あんまり語っちゃってネタばらしになっちゃうと申し訳ないので、「まだ観てないけどこれから観たいと思ってます!」・・・という方は、ここからは注意してお読みください・・・。

私はよかったな、と思いました。
ハリウッドらしく息もつかせぬ二時間ちょっと、ですが、原作を上手に単純化していて、しんどくないし。キャラクターも原作とはかなり設定が違っていましたが、それであのキャスティングなら納得です。
なにより、原作よりもずっと、明朗な救いのあるラストになっているのが、よかったな、と思いました。
以前もお話ししましたが、私はキリスト教徒ではありません。でも、キリスト教徒の人たちがやっぱりローマ法王に特別な想いを抱いているのを、知っているので。
大切に想っている人たちがたくさんいるものに対する配慮がなんとなく感じられたラストで、ああよかったな、と思いました。

原作では言及されていなかったのですが、映画では、新法王の名前は「ルカ」だということになっていました。
現在新約聖書の正典とされている4つの福音書のひとつを書いた聖ルカは、お医者さんだったそうです。人々の傷の痛みや病の苦しみの癒し手の守護聖人になりました。また、最初に聖母子像を描いた人だったともいわれています。(この母と子の姿が、いったいどれほど多くの人たちの素朴な信仰心を惹きつけてきたことでしょう。優しい気持ちを呼び起こしてきたことでしょう。)そして、福音書記者では唯一の「異邦人」でもあり、ユダヤ以外の人々のために福音書を書いた人だったということです。
科学と宗教が和解し、よい世界であるように共に歩んでいくにあたって、ふさわしい名前だね、という感じになっていました。

癒しの術に長け、アーティストでもあり、民族を越えて大切な教えを学び、伝えていこうとした聖ルカ・・・なんだか射手座のモデルといわれる、ケイロンのイメージが重なってきます。
賢明で、優しさと情熱を併せ持ち、よりよきものに向かって、自由に青空にはばたいていくような・・・今日はそんな射手座の満月のパワーを楽しむための香りです。

射手座の満月の香り
   ローズマリー 2滴
   ジュニパー 1滴
   オレンジ・スイート 1滴
   ブラックペッパー 1滴

なんだか旅に出たくなります。大好きな奄美は梅雨なのにいいお天気の日が多いとか・・・。
by leaf-child0802 | 2009-06-07 15:20 | 星空の香り
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