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ことの葉暦

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光の祭典

今日は夏至です。
太陽が一年で一番長く地上で時間を過ごす日です。
人間が人工の光を持たなかった時代、太陽の光はとてもとても貴重なものでした。だから人々は、太陽と長く一緒にいられる、光に満ちたこの日を、大切にお祝いしてきました。

人工の光が夜の闇を煌々と照らすようになって、人々は太陽がこの世界を明るく照らしてくれることがどれほどうれしいことなのかを、少しずつ忘れるようになりました。光というものがどれほど大切なものなのかを、忘れるようになりました。

古来光の祭典だった夏至のこの日、新しいかたちの光の祭典が行われます。
ブラックイルミネーション2009。
東京タワーをはじめ、色々なところで照明が消されます。環境省が行っている「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」のイベントのひとつということです。
太陽の光が最も世界を満たす日に、夜の闇を取り戻すことによって、光の意味を考える。光の大切さに、あらためて気付く・・・。
光を大切にすることは、ここに恵まれてある全てのものを大切にすることに、繋がっていきます。地球を、世界を大切にすることに、繋がっていきます。

太陽は、夏至と共に蟹座に入ります。
そして光に満ちた長い昼をもっと祝福しようとするように、明後日の早朝の新月の瞬間に向けて、月は太陽に重なっていきます。
明後日は、蟹座の新月です。

月は蟹座を、自分本来の居場所と定めています。月にとって蟹座は、自分らしさを存分に大切にできる、特別な場所なのです。
だから蟹座の新月、というのは、新月の中でも特別、なんですが、今年の蟹座の新月は、いっそう特別な感じがします。
理由は、夏至の頃に起こるということ。2回続けて起こるということ。そしてその2回目が、奄美をはじめ日本で観られる、今世紀最大の皆既日食になるということ。

しかもこの夏至の新月は、冬至の頃に太陽が訪れる場所に滞在している冥王星と、正面から向き合うかたちで起こっています。
もっとも光が満ちるところに、わたしたちの一番近くで明るく輝く星たちがいる。
もっとも闇が満ちるところに、わたしたちの一番遠くで秘かに輝く星がいる。
その星たちが、向き合って繋がっている。
とても大きな、力強い流れが感じられます。新月は、ものごとの始まりに力をくれる、といいますが、心地よくなんとなく・・・ではなくて、突き動かされるように、それでいて確かな意思を持って、その流れへと己を捧げるような、そんな始まりの時を、迎えるのかもしれません。

愛と情熱の星・金星と火星が、ものごとをかたちにしようとする星である土星と、大地のようにおおらかに、しっかりとした声で歌を歌い、そんな始まりの時を祝福してくれています。

Home is where the heart is.
心のあるところこそ、還るところ。
蟹座とは、そういう感覚の星座だといわれます。我が家=自分が還るところを、とても大切に想うのです。そこが安らぎに満ちていることを、とても大切に感じるのです。
生きていくことは、どこかへ行こうとすることではなく、家路を辿ることに似ている・・・と私は思っています。これは蟹座にステリウム(星が集まっていること)を持つものならではの感覚なのかもしれませんが・・・

この光の祭典に始まるのは、もしかしたらそんな還るべき場所への旅なのかもしれません。
それが「家路」であるとき、それを歩む足どりは、確かで力強いものになれるような、そんな風に、思います。

自分に還る蟹座の新月の香り
   ヤロウ 2滴
   サンダルウッド 2滴
   ベティバー 1滴
   
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by leaf-child0802 | 2009-06-21 15:41 | 星空のお話 | Comments(0)
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