今日は二十四節季の「白露」。野の草に露が宿るようになる頃、だそうです。
東京も、朝夕はきちんと気温が下がるようになりました。乾いた空気には凛とした透明感があって、草木の香気が運ばれる様にとっても洗練されたものを感じます。
でも、西の方では、まだまだ残暑厳しい、みたいですね。来週には所用で大阪に行かないといけないので、ちょっと気がかり・・・。「暑さ寒さも彼岸まで」とは言うけれど。
ところで。
先日「土星と天王星が非常に意識的に取り組むことを必要とされる関係になる。」ということを書きましたが。
あちこちで戦々恐々となっているみたい。特に経済活動に星占いが活用されているところでは、不穏なものが感じられているみたいです。「百年に一度の大不況」が、この関係から発せられるエネルギーに誘発されている、といった分析がされていたりします。
土星は構造を守ろうとする星ですが、天王星はそれを壊そうとします。互いに「あるべき様」を求めてそうするのですが、やり方がまるで違うのです。その二つの星が真正面から向き合っています。そういう関係は、とても疲れるものであることもあります。主導権を握りたいあまりに、片方がやり過ぎてしまうこともあるでしょう。でも、お互いを認めあえれば、とても可能性に満ちた関係にもなり得るのです。
人間は、成長し続けることが、豊かさだと思ってきました。数字が大きくなることが、グラフが上へ伸びることが、幸せに繋がる、と考えてきました。そうあり続けることをなんとかして守ろうと、いろんな無理さえしてきました。
でも。
豊かで幸せであること、そのために何かを守ろうとするのは、決して間違いではありませんが、もしかしたら今守っている何かは、手放される時にきているのかもしれません。
とらわれ過ぎると、やがて苦しくなるものです。私たちはそのままではいられないことに、もう気付いています。変わらずにはいられないことに、気付いています。それでも守るべきものは何かにも、気付いているのではないかと、思います。
だから。
気付いているように、あるべき様に、なろうと思い切って、頑張っていいと思うよ、と、星たちが言ってくれているように、むしろ私は思うのです。
この土星と天王星の関係は、「終わりの終わり」とも「始まりの始まり」とも呼べる乙女座-魚座のラインに今はあるのですが、来年には、「始まり」であり、よりよいものを求め続ける気概に満ちた活動宮の牡羊座-天秤座ラインへと移行していきます。そこに冥王星や木星といった星たちも絡んで「カーディナル(=活動宮)・クライマックス」というパワフルなことこの上ない状態になる来年は、やっぱり不穏な解釈もされてしまっているけれど、意義深い素敵な年になるかもしれないな、という感じがしています。逆らわずに、怖がらずに、誠実に頑張れるといいな、と思っています。
以前も書きましたが、自然は、人間を苦しめてやろうとか、傷付けてやろうとか、露ほども思っていないのです。星たちには、約束があります。その約束に忠実に、星たちは動き続けてきましたし、動き続けていきます。だから、理不尽なことや、あり得ないことなんて、本当はきっと起こらないのです。
だから、怖くない、怖くない。
激動でも怖がらないための香り
ティートリー 1滴
シダーウッド・バージニア 1滴
ローズマリー 1滴