所用で大阪に来ています。
久しぶりに新幹線から富士山を観ることができました。
ほんの何日か前に大雪山系で初雪、ときいたばかりの頃なので、まだ黒々していました。ちょっと変わった帽子のような雲を戴いています。
富士山の香りをつくるとしたら、地の深くへと繋がっていく感覚を起こしてくれるパチュリや、天と繋がるようにすっくと立つ姿が美しい再生の樹サイプレスを使おうかな、という感じです。
そこに少しだけイランイランを、富士山の女神であるコノハナサクヤヒメに捧げるために。
夫であるニニギノミコトに不義を疑われ、潔白を証明するために火中で出産した彼女が持つような、女性性の底力を感じる花の香りです。
そういえばこれらの精油はいずれも、冥王星と繋がりがあります。秘められていながらも、圧倒されるものを感じさせられるエネルギーは、静かなようでいて、私たちの心を揺さぶらずにいない聖なる山に似合うように思います。