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ことの葉暦

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親はなくとも子は育つ??

昨日東京に戻ってきました。
もう人生の半分近くを東京で生きているのに、ほんの数日離れていただけでも、いまだに人の多さや、車の多さや、建物の占めている割合の大きさや、それらのものが放っている気配のちょっと乱暴な感じに、驚くことを繰り返しています。
特に奈良や奄美に行ってきた後は、澄んだ空気や生きものたちの気配の自然さに馴染んで、感覚が無防備になっているので、ちょっと気をつけて自分を守るようにしないとな、という感じです。

一週間も家を空けるのはかなり久しぶりでした。私は根っこを生やすことに執着がないタイプで、旅だとか引っ越しだとかにいつも想いを馳せているようなところがあるので、「早く帰ろう。」と思うことはあまりなかったのですが・・・今回はフクギとオオガスタという可愛い家族たちにとって、初めての長いお留守番だったので、逸る気持ちで帰る感じになりました。
たっぷりお水をあげておいてはきたけれど、「○回お日さまが昇ったら帰ってくるよ。」と言ってはきたけれど、いつもみたいにお世話できなくて大丈夫かな??放っていかれたと思って不安になったりしないかな??・・・と気がかりだったのですが・・・
親はなくとも子は育つ??_e0170845_13305880.jpg

帰ってみればなんと、オオガスタに新しい葉っぱが出ていました。ちゃんとたくましく過ごしていたのでした。

植物たちは、人間が敬うことを忘れてはいけないくらい、生きることにまっすぐなんですものね。

さみしかったり、不安だったりしたのは、むしろ私の方だったのでした。
けれども、身軽であることに執着しがちな自分が、こんな風に繋ぎとめてくれる重さのある何かを持つようになれたことに、少しうれしさも感じました。
地球の上に生かされたものが、地球の上に安らいでしっかりと生きるには、愛するものの重さ、というのは、とても必要なのものなのかもしれません。ここではないどこかへ、漂っていってしまわないために。

そしてもうひとつ、このブログで育てている「樹」(gremzというブログパーツです。)も、私が留守の間に大人になっていました!
こうして大人に育つと、ホンモノの生きている「樹」が一本、植樹してもらえるのだそう。どこかにそうして植えられた樹が育っていくんだ、と思うと、すごくうれしいです。
その樹を私が直にお世話することはないのかもしれないけれど、そのいのちが育って繋がっていくことを想えることは、とても素敵なことです。

育ちゆくいのちたちの香り
   プチグレイン 2滴
   ローズウッド 2滴
   マンダリン 1滴
by leaf-child0802 | 2009-09-25 14:09 | 植物たちのこと
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