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ことの葉暦

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頑張らない瞑想のススメ

オーラソーマのトレーニングでは、授業の始まりに毎日必ず瞑想の時間があるのですが、先週参加していたクラスで、「瞑想の時間がツラいのだけれど、どうしたら上手くできるようになるんでしょう??」・・・と聞かれました。
なので今日は、瞑想のコツ、のようなものを、私なりにまとめて書いてみたいと思います。

その1 座り方について
瞑想、というと、座禅みたいなかたち(蓮華座、といいます。左右の腿の付け根あたりに、それぞれの反対側の足(foot)をのっけるかたち)ができるようにならないといけないのかなあ・・・と思われるかもしれませんが、股関節が柔らかくないと痛みや痺れに気をとられることになってしまうので、無理にやろうとしなくて大丈夫です。
でも、「リラックスして。」とか「楽な姿勢で。」というのも、ちょっと違うかも、と思います。脱力し過ぎてしまうと、眠くなったり、つい前屈みになってしまって喉や胸やお腹が閉じた状態になったりするからです。(後にも書きますが、呼吸をすることが瞑想ではとても大切だからです。)私の感覚としては、「違和感のないかたちを探そう。」という感じかな、と思います。
私なりに気持ちよいかたちになる時のポイントとしては、まず、根っこのチャクラ(第一、とか、ベース・基底チャクラともいいます。「サトル・アロマテラピー」の著者であるパトリシア・デーヴィスさんは、それは「会陰=肛門と生殖器の間の筋肉質な部位」に位置するのでは」と書いてらっしゃいましたが、私もそんな感じがしっくりします。)が地面についている感覚を意識すること。(なので、まずは椅子に座ったり、正座したり、ではなくて、床にあぐらをかくようなかたちの方が、分かりやすいと思います。)そこからおへその辺り(オーラソーマではその辺りに私たちの中心があると伝えています。)へと、気持ちよくあたたかい流れが行き来できる道があるような意識を持つこと。
身体の表面ではなく、奥にそんな道がすっとまっすぐ通っている・・・という感じで意識してみてください。
チャクラについての知識をお持ちの方は、そこから上位の主要チャクラもそれぞれ意識されていくと、楽に「違和感のないかたち」になれるのでは、と思いますが、まずは上記の2つのポイントを意識してみてください。そうすると、自然に前屈みになることなく、上半身も開いたかたちで落ち着いてきます。
そうして身体に違和感がない、という感覚を意識することが大切です。

その2 呼吸について
息を吸い上げるのは鼻なのですが、その時、地面についた根っこのところから、あたたかい流れが上がってきて、お腹へ、胸へ、喉へ、そして額の奥から頭の天辺へとやって来るような感覚を意識してみてください。
吐く時は、その流れが、頭の天辺から額の奥へ、そして喉・胸を通り、お腹を通り、根っこへと、ゆっくりと降りていくのを感じてみます。
宮崎駿さんの映画「風の谷のナウシカ」に、ナウシカが腐海の底で出会った古い樹の幹に耳をあてて、「枯れても水を通している・・・。」と、その音にうっとりと耳を澄ましているシーンがありますが、どこかそのイメージに近いかも、と私は感じています。
ただゆっくり、丁寧に、その流れが通って気持ちよくなっていくそれぞれの場所をくまなく感じよう、と意識することで、自然と深い呼吸ができます。そして、流れが自然に繋がっている安心感が、満ちてきます。そうしたら、気が付けば他のことに気をとられずに長い時間を過ごせていたりするものです。

その3 頑張らないこと
瞑想、というと、修行っぽかったり、スピリチュアルなイメージを思い浮かべてしまうこともあるでしょう。インスピレーションや天使や守護霊や神さまからのメッセージを受けとる、とか、悟る、とか、現実や日常や自分を超えたものと繋がるためにやっていくもの・・・のように思われていたりも、するかもしれません。
集中できない、自分を無にできない、雑念をはらえない自分は駄目だなあ・・・未熟だなあ・・・頑張って上手にできるようにならなくちゃなあ・・・と考えてしまうかもしれません。
でも、頑張らなくて大丈夫です。
瞑想とは、シンプルに自分でいる時間を持つために、するんだと思うのです。自分以上になるために、するんではないと思うのです。
インスピレーションが得られなくても、メッセージが受けとれなくても、いいのです。その意味を考えたりしなくて、大丈夫です。
ただゆっくり地面に座って、そこに繋がっている・・・それがいいのです。ただゆっくり息をして、空気が身体を通って流れていく・・・それがいいのです。
瞑想というのは、生きていることの最も純粋なかたちを忘れないためにするのかもしれないな、と思います。純粋で、シンプルなかたち。素直なかたち。自然なかたち。
そして、私たちが生きている、その最たる場である自分の身体を、居心地良く、気持ちよくするために。

だから、頑張らなくて、大丈夫です。
そうして、気持ちよく素直でいてこそ、純粋によろこんで受けとれる、シンプルによいものが分かるようになるんだろうな、と思います。

頑張らず、気負わず、楽しんで瞑想できると、いいですね。

瞑想にオススメの香り
   エレミ 1滴
   サンダルウッド 1滴
   ラベンダー 1滴
by leaf-child0802 | 2009-09-30 13:30 | 素敵なものたち
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