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ことの葉暦

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My Favourite Season

今日は立冬です。暦の上でも、冬の訪れが宣言されました。

今週は、寒暖がジェットコースター…どころかバンジージャンプみたいな様相をしていましたが、皆さん、風邪などひかれていませんか?
私は、やせっぽちのくせに寒さには強い(ただし、それだけに燃費は悪い。)ので、暖房器具も出さずに、まだ平気で窓を開けたりしています。

晩秋というか、初冬というか、この頃が、一番好きな季節なんです。

空気が「冷たい」と表現されるようになってくると、葉っぱたちは加速度的にカラフルになっていきます。
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↑このコはスーパーへ行く裏道の途中にいるコ。周りに一緒にいる同じ一族のコたちの纏う葉っぱが緑×黄色のシンプルな二色なのに、なぜかこのコだけは、そこに朱赤も加えたひときわカラフルな装いをしていて、気になって撮ってみました。
これは楽ちんなあたたかさだった昨日撮ったものなのですが、青空が、ぴしっと冴えてはもういなくて、傾く日に緩んでくる雰囲気も、この季節ならではで、いい感じです。

「傾く日」の存在感が増していくこの頃。
そっと手を合わせたくなるような、いたわりたくなるような、お礼を言いたくなるような、何だかそんな気持ちになるのが、とても好きなんです。

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↑この2枚は、数日前の、十二月みたいだった日の夕空。
十年ひと昔、というので、もうふた昔ぐらい前に流行った、「パノラマモード」というのを真剣に懐かしんでしまった光景…。(2枚つなげたところ、想像してくださいね。)
「ああ、そこは冷たいんだなあ…。」と伝わってくるような、水たちが身をかたくしているのが分かるような、硬質でくっきりと立体的な雲の白と黒の階調を、傾ききった日が最期に投げかけるバラ色とはちみつ色が艶やかに彩っています。
なんだかそこに忽然と、遮るものなく夕日を受けられるぐらいに高い山脈の尾根が降りてきたみたいな、すごい迫力だったので、思わず撮ってしまいました。
これは東の空の光景で、だからこの雲がこんな風に夕日を受けられるのは、ほんとうに何もかもが絶妙だったほんの一瞬だけで、それだけにとてもとても印象的でした。

自然というのはあますところなくグラデーションで出来ていて、だからいつだって、移ろっていくのを感じることはできるのだけれど、とりわけ、その移ろいの様の美しさを放っておくまいと、意識的になってしまえるのがこの季節です。

そうさせるのは、冬の気配、のような気がします。
「冬」という季節は、よく「白」や「黒」にたとえられたりしますが、「白」や「黒」の気配は、そこに一緒にある色たちへ向かうわたしたちの感覚を、より澄ませてくれるように思うのです。「白」や「黒」がいてくれることで、わたしたちは「色」というものがあることの妙を、より敏感に、そして鮮明に、感じることができるようになるように、思うのです。

そうして澄んでいるこの季節が、とても、好きなんです。

澄んだ季節の香り
   バジル・スイート 2滴
   フランキンセンス 2滴
   ローズマリー 1滴
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by leaf-child0802 | 2009-11-07 12:36 | 季節の言祝ぎ | Comments(0)
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