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ことの葉暦

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Home Is Where The Heart Is

先日、「今年は特別な年になりそう」な理由のひとつとして、カーディナル・クライマックスのお話を少ししました。
外惑星たちが、活動宮で描く、Tクロス。

占星術にちょっと興味がある方なら、「グランドクロス」とか、「グランドトライン」という言葉を、お聞きになったことがあると思います。3つ以上の星が互いに結びつき合って、ホロスコープの上に三角形や四角形を描くことで、専門的な言葉では「コンフィギュレーション」と呼ばれたりもするのですが、線が一本、ではなく、複数の線が結びついてかたちが描かれる、ということで、エネルギーの次元がひとつ高くなるみたいな、パワフルさがそこにはある、とされています。
Tクロスも、そんなかたちのひとつです。グランドクロスの足が一本欠けたかたち、とも呼ばれています。

ただ、三角形や四角形でしっかり囲われたエネルギーというのは、それがパワフルであるだけに、囲われたままでは苦しくなったりも、してしまうのです。
そこで、そのパワフルなエネルギーを、上手に解放してあげることが必要になってくるワケなんですが。

Tクロスに関しては、その解放のポイントは、一説には、「欠けた足にエネルギーを注ぐようにすること」だとされています。
今年起こるカーディナル・クライマックスのTクロスだと、欠けた足にあたるのは、蟹座の領域になります。
ちょうど「日本史上初めての元日月食」というスペシャルなことが起こった、蟹座の領域です。
還るところ。
育まれることをしたところ。
育むことをするところ。
どこよりも、安らかさがあってほしいと願ってやまないところ。
蟹座の心には、いつだってそんな「home」への想いが満ちています。
homeがあること。
homeを求めること。
homeを守ること。
それ故の弱さと強さをいつだって感じているのが、蟹座なのです。

homeというものについて。
とても印象深い展示を観たので、ご紹介します。

ルイス。バラガン邸をたずねる@ワタリウム美術館。
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この美術館のうれしいところのひとつは、会期中何度でも来てくださいね、というシステムになっていること。
↑写真の右上の小さなピンク色をしたのが、チケットなのですが、しっかりめの、お財布なんかにもしのばせておきやすい名刺サイズの紙で出来ていて、これを持って行けば会期中何度でも入ってよいのです。

ちょっと前のキューピーマヨネーズのCMの、ピンクの壁と白い馬がほとりにたたずむ、ため息が出るように平らかなプールの映像を、ご記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。あれはたしか、彼の作品だったように思います。
メキシコの建築家ルイス・バラガン。
彼が自ら設計し、手と心をかけながらその死まで40年ほど暮らし続けた自邸は、彼の死後16年を経て世界遺産に登録されました。
今回は、その彼の「心の避難所」の空間を、SANAAの会場構成によって美術館の中に再現する、という試みでした。

シンプルだけれど、そっとあたたかな厚みや重みがある、バラガンの気配が今もそこはかとなく立ちのぼっている遺品の家具たち。
洗練と素朴の、閉鎖と開放の、自然で心地よいバランス。
敬虔、という言葉がふさわしいほどに、孤独と静穏を愛したバラガン。そして、心が動かされることを大切にしたバラガン。

「Home is where the heart is. 家とは、心があるところ。」
…これは蟹座を語る言葉のひとつなのですが、バラガンの家には、彼の心が、ほんとうにすみずみにまで、満ちてあったのだろうと感じました。
ほんとうに安らかで。ほんとうに居心地がよくて。

やはりお家と孤独と静穏を愛する私には、もうほんとうにたまらない展示でした。
じっくり反芻することをしたくて、カタログの代わりにつくられたと思われる本を、買って帰りました。

homeの香り
   カモミール・ジャーマン 1滴
   ミルラ 1滴
   ブルー・ヤロウ 1滴

美術館の中に再現、はさすがに難しかったと思われるのですが、本の写真で見るとバラガン邸のお庭が、また素敵なのです。自然に鬱蒼とした緑が、守ってくれている安心感に満ちているのです。
ちょっと奄美の緑に似ているような感じがするなあ…と思ったのですが、デイゴなんかも生えている、とのことだったので、もしかしたら似た植物がたくさんいるのかもしれません。
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by leaf-child0802 | 2010-01-09 14:22 | 星空のお話 | Comments(0)
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