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ことの葉暦

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原点

奄美から東京へ、戻って来ました。

今回もとってもよい時間を過ごすことができました。
奄美大島、そこで生きるものたち・ひとたち、そこで出会ったものたち・ひとたち、みんなありがとう!

いつもは、ただあの島に会いたくて、ただゆっくりその許で過ごしたくて、奄美を訪れている私なのですが、今回は、ひとつ具体的な目的も、ありました。

このブログにも度々登場してもらっている、国直でカフェ&染物工房を営む、チャーミングなカップル
大好きな奄美の中でも、とてもとても大好きな国直で過ごす素敵な時間を、いっそう素敵なものにするのに、いつも一役買ってくださっている、おふたりなんですが、それぞれに、とてもアーティスティックな方々なのです。
特に、草木染めやパッチワークという手法での創作活動をされている重照代さんは、かなりの有名人。
そんな彼女の個展が、開催されることになり、行って来たのでした。

場所は、空港の近くにある、奄美パークの中の田中一村記念美術館。
アートファンにも自信をもってオススメできる、美術館です。
その中の、企画展示室、というところいっぱいに飾られたのは、白と黒、その小さな正方形を、ちょっとくらくらするくらいの果てしない細やかさで繋いだ、大きな美しい布たちです。
パッチワーク、というと、フォークロア調やカントリー調のナチュラル系の色合いで、お花だとか、お家だとかといった、素朴な事象が元になっている具象柄、というイメージがありますが・・・
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こんな表現も、できるのですね。
これらの作品は、彼女の創作活動の初期の頃、25年ぐらい前に製作された、原点、というようなものたち、ということなんですが、生地が古びていないとか傷んでいない、という意味合いだけにとどまらず、全く「褪せて」いません。
観るたびに、新しいものが見えてくるような感じ。
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↑実は右端に写りこんでらっしゃるのが、重さんです。作品のスケールが、お分かりいただけるでしょうか。

無限の多彩さへの可能性を感じさせる、文様。近寄ってみると・・・
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全く同じかたち、全く同じ大きさの、白と黒のピースを繋いでできているのが分かります。

奄美出身の歌手、中孝介さんの楽曲「白と黒の間に」に、そういえばこんな歌詞がありました。
(作詞は、小林夏海さん。)
 
 白と黒の間に 答えは無限にある

e0170845_14291116.jpgオーラソーマには、白と黒、に見える色の組み合わせ(正確にはクリアとディープマジェンタ)のボトルがあります。そして、クリアも、ディープマジェンタも、「全ての色を含む」とみなしています。
ボトルの名前は、大天使メタトロン。生命の樹の頂点に位置するケテル=創造原理のスフィア(エネルギーセンターのようなもの)の守護天使です。

アリストテレスは、全ての色は光と闇=白と黒の間に表われる、という説を唱えました。
白と黒。光と闇。この世界をこの世界たらしめている、究極の二元。
世界中の、古くからある創世神話や神学や、宗教や哲学や思想と呼ばれるものたちが、神さまはまず光と闇を分けた、と伝えてきました。
そして、そこにどれほど多様なものが生まれているように思えたとしても、この世界の全てのものは、結局はそのふたつの関係性でできているのだ、とも。

この世界の全ては、同じものでできている・・・。
だから、そもそも、わたしたちはひとつ。
同じものが、様々に関係し、繋がって、できている・・・。
だから、繋がることが、カギになる。

この世界の本質について、人々が伝えてきたこと。
それが、まさにそのようであるのだ、ということを、たとえば素粒子物理学といった、最先端といわれる科学は、思い出し、再び確かめることをしていたりします。

けれども、なんだか難しそうな学問に依ることをしなくても、私たちはほんとうは、知っているのだろうな、と思うのです。そして、忘れてなんかいないのだろうな、と思うのです。
集合無意識との繋がり、などという話を持ち出すまでもなく。
大切なことを伝え続けてきた人々と、同じに、同じことを。

無心でなければ至れないくらいの精緻さで繋がれた、白と黒。
そうしてつくられた美しい布たちは、たとえ意図せずとも、何かとても本質的な、大切なことを、伝えることができているものたちであるような、気がしました。

原点の香り
   ベティバー 1滴
   シダーウッド・アトラス 2滴
   サンダルウッド 2滴

ちょっとお願い。
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↑こちらの作品、元になっているのは、阪急(おそらく。阪神かもしれません。)の、駅のタイルなんだそうです。(重さんはこの作品をつくられた当時、関西にお住まいでした。)
関西在住のみなさま、もしそっくりなタイルを見かけたら、教えてくださーい。

そして奄美在住のみなさま、ちょうど奄美へ行かれるというみなさま、ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。(5月9日までやっています。)
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by leaf-child0802 | 2010-04-21 15:10 | 奄美のこと | Comments(0)
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