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ことの葉暦

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きになるき

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名前は、知っています。ガジュマルさんです。

ほんとに、日立のあのCMに推薦したくなるような、立派な樹。
奄美空港から、車で15分ほど。赤尾木、という集落にある教会の樹です。
自分で車の運転ができない私。バスだとか、ホテルの送迎車だとか、気ままな寄り道ができないモノに乗って通り過ぎるたびに、窓越しにそっと挨拶をしていた、気になる樹でした。
今回は、ここまでお散歩ができるとっても素敵なところに滞在することができたので、よろこび勇んで会いに行って来たのでした。

旧約聖書は、かつて多くの祭壇が、樹の下に建てられていたことを伝えています。
理由は、木陰が心地よいから。
いつだって、天と地を繋いで、そこに立っていてくれる、大きな樹。
その木陰に抱かれて感じる、守られている、と思える、安らかさ。
それに寄り添って感じる、共にある、ということを、疑わなくていい、という、安らかさ。

日の光も、雨も、風も、鳥たちも、虫たちも、獣たちも、そして、人たちも、そこに集うでしょう。



そんな樹が、こうして教会にあるって素敵だなあ…とずっと思っていました。
そして、今度の日曜日、ここで、なにやら素敵な集まりが、開かれるそうです。
主催されているのは、今回滞在した素敵なところで、お世話になった方。たまたまこの集まりについてのお話をきくことがあって、「それ、いいなあ。」と、心待ちにしていたのでした。
・・・と言っても、東京に戻っている私は、さすがに行けないのですけれど、奄美在住の方々、ぜひ。

木陰の集いの香り
   ファー 3滴
   プチグレイン 1滴
   オレンジ・スイート 1滴

最後に、素敵な樹の本をご紹介。
 長田弘「人はかつて樹だった」
そこに立つことの、ここにあることの、うつくしさを、感じられる詩集です。
by leaf-child0802 | 2010-05-21 11:45 | 奄美のこと
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