ごぶさたしております。
やっと!!夏が腰を上げてくれましたね。
今日はちょっと冷たいぐらいの雨が降っています。
暑いのがほんとうに苦手な私・・・。
冬眠、ならぬ、夏眠、ができることなら・・・と毎年思うのですが・・・。
とりわけ今年は、この酷暑に、大好きなお散歩や、アート探訪に出かけることはおろか、窓どころかカーテンすら開けることも全くかなわず・・・。
もう無理はせず、抵抗はせず、引き籠って読書に勤しむ日々を、過ごしたのでした。
でも、この夏の去っていく気配にほっとしてみると、こんなに読書に専心できたことって、なかったかも、と、私を閉じ込めてくれたその暑さの徹底ぶりに、感謝したりもして。
そりゃ苦しくはあったけれど・・・たくさんの気付きがあった、夏でした。
もう動けない、ここからは逃げられない、と覚悟を決めて立ち止まることでしか、生やせない根、というのがあるのでしょう。
そうして出る芽があり、そして咲く花があり、いつか生る実がある・・・と、信じていよう、と思います。
「自然」とは、そういうものだから。
私たちが期待をかけなくても、そうあってくれる、ほんとうに信頼できるものだから。
もし、苦しみを紛らわせることができない状況にあなたがいるのだとしたら、それは実は、そんなに悪いことではないのかもしれない、とちょっと想像してみることも、悪くないことかもしれません。
夏の暑さの苦しみですから、絶望したくなるほどに残酷だったりするような苦しみでは、それはもちろんないのでしょうけれど・・・。
歴史に残るぐらいに暑い夏を経験したことは、ちょっと私を強くしてくれたような、そんな気がしているのです。
夏を送る香り
サイプレス 3滴
グレープフルーツ 1滴
パチュリ 1滴