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ことの葉暦

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wisdom of islanders

奄美大島の北の突端にある、灯台。
そこを訪れたのは、3年ほど前のこと。



坂、というよりは、崖、と呼ぶ方がふさわしいようなところを、
それでも通っている道らしきものを、
ちょうど花の盛りだった白百合に励まされながら辿っていった先を、

ただただ群青だけが、埋め尽くしていました。

眺める、という暇などゆるさないほどに。
苦しいくらいに。

ああもういっそ、この群青にとけ去ってしまおうか…という疼きのようなものを感じました。

その一方で、
身がすくんでいるのも、それはもうたしかに、感じました。

どこへも、逃げられないのだ。
どこからも、助けは来ないのだ。
そんな、絶望、のようなもの、を、感じたのです。

けれども、
やがて、
その底から、
芽吹くようにしてくるものが、ありました。

それは、
ここで生きるしかないのだ、という覚悟、のようなもの。
ここで生きるのだ、という意志、のようなもの。

ああ、そうなのか、と思いました。
島で生きる人たちの、逞しさ、賢明さ、美しさ…。
それは、こうして芽吹いたものを、花のように咲かせることをしたもの、なんだ…。



先日、
北の果ての島、アイスランドを特集したテレビ番組を観ました。



火と(アイスランドは火山島、なのです。)氷の島で、
その、決してやさしいばかりではいない自然と共に、
逞しく、賢明に、美しく生きる人たち。

自然と共に生きる、とは、
give & takeなんだ、
…と彼らは言います。
私たちは自然から与えられもし、奪われもする。
でも、
奪われるよりも、
与えられる方が、ほんのちょっと多いから、
私たちはここで、生きていられるんだよ
…と。

そこには、
自らの居場所、とさだめた地への、
感謝、が感じられる、
清澄な響きが、ありました。



奪われるよりも、与えられる方が、多い。
もしかしたら、
ほんとうのところは、
決してそうではないのかもしれないけれど…

それでも、
与えられるものの方に、
恵みの方に、
心を向けて、
恵まれているのだなあ、と感謝していたい。



感謝、とは、
しようと思ってできるものではない、と言われたりもします。
でも、
しようと思ってできるもの、なのかもしれません。

そうできるのだとしたら、
そうさせるのは、
ここで生きるしかないのだ、という覚悟。
ここで生きるのだ、という意志。
そして、
ここで幸せに生きられるのだ、というfaith。



生きる智恵、とは、そういうものなのかもしれないな、と思ったのでした。



生きる智恵の香り
   レモングラス 1滴
   ジュニパー 1滴
   グレープフルーツ 1滴
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by leaf-child0802 | 2013-03-04 09:43 | 素敵なものたちのこと | Comments(0)
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