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ことの葉暦

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admiring the moon

台風一過。
admiring the moon_e0170845_6571948.jpg

(↑これは昨日の、日の入りの頃の西の空。)

今週の東京は爽やかな秋晴れが続くみたいです。
19日(木曜日)は「中秋の名月」!
お月見、できそうですね!



ところで…
「中秋の満月」と言わずに、
あくまで
「中秋の名月」と言いますよね。



ちょっと気になって、ちゃんとわかっておこうと調べてみました。

なんでも、
「中秋」というのは「秋の真ん中の日」、ということですが、
象徴的に言っているのではなくって、
旧暦の8月15日、その日を言っているのだとか。

その上で、
その日のお月さまが、最も妙なのだ、と定めているのが、
「中秋の名月」という言葉、ということでしょうか。

でも、
旧暦15日=十五夜=だったら満月…というイメージにもなったりするけれど…

実は、
月の満ち欠けのサイクルは、約29,5日。
すなわち、端数があるんです。

だから、毎十五夜は、必ずしもジャスト満月にはならなかったりする。

古の人たちがそれを知らなかったはずはないけれど…

それでも、
あえてそれをよしとしてお月見することにした。

お月見=満月=望月を讃える、ではなかったんですね。

そういえば日本人は、
十三夜や十六夜の月のことも、
「満月より美しいかもしれない」とさえ言って、愛してきた人たち。

もっとも「望」まれた「月」ではなくても、
もっとも「望」ましい「月」ではなくても、
その美しさを、讃えよう。



…ということではありますが、

もし、
「ちゅうしゅうのまんげつ」と言いたいなら、
「仲秋(旧暦八月)の満月」と書くのだそうですが、
今年は「中秋の名月」=「仲秋の満月」になっている年なのだそう!

しかもこの満月、
占星術では魚座の26度で起こるのですが、
実はこの度数のシンボルは、
「a harvest moon(=秋分に最も近い満月=西洋の秋のお月見のお月さま)」なんです。

なんだか、
逃すにはあまりに惜しいお月見の時、のような気がしてきます。



秋は、実りと収穫の季節。
満月は、成就させる月。実を結ばせる月。

そして魚座は、終わらせる、という役目を担うことをしている星座です。
これまでの全てを赦し受け容れ、癒してひとつに還していきます。

ただし魚座は、
あくまで、また始められるために、そうします。

そして、
決して、リセットする、という手段に訴えることは、しません。

それは、
成し遂げられる、ということが、
完璧や完全になることとは必ずしもイコールではない、ということを知っているからです。

その智恵は、
私たちをむなしさから救うことでしょう…。



そして、
きちんと収穫された実りは、
私たちをしっかりと養い生かしてくれます。
たとえこの後に、どんな厳しい季節が訪れようとも…。



よいお月見ができますように!



仲秋の満月の香り
   カルダモン 1滴
   サンダルウッド 1滴
   ローズウッド 2滴
by leaf-child0802 | 2013-09-17 07:25 | 星空の香り
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