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ことの葉暦

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もっと、好きになる。

今日は最近出会えた新しいお気に入りの本をご紹介します。

写真家、菅原一剛さんの「写真がもっと好きになる。」

以前にお話しした、私が大好きなところにある喫茶&染物工房のご主人に教えてもらった本です。おしゃべりしながらパラパラとページをめくっていたのですが、瞳に残る言葉の数々の肌馴染みの好さにうれしくなり、その場で名前をメモして、東京に戻ってすぐに購入しました。
大切なことが、ふつうのやさしい言葉で書かれています。素敵な本です。
この世界でほんとうに大切なことは、論文や哲学書や数式の中に閉じ込められているだけではないのです。ふつうに、そこここに満ちています。
菅原一剛さんも、まさに「世界を愛でる力のしっかりした方」だなあ、と思いました。

きれいだな、とか、素敵だな、とか、出会えてよかったな、とか、これはきっと大切だな、とか。そういう何かに巡りあえているときって、なんだか自分の芯の辺りがあたたかくなるような気がしませんか?
写真は、視覚に訴えるもの=光を感じさせるもの、ということだと思うのですが、以前、光とは「波」であり「粒子」でもある、というお話をしました。菅原さんの写真から感じる光には、「波」の感覚がすごくあるなあ、と思います。安らかな気持ちよい音がしていて、そして細胞の水と共振するみたいにして、心地よく肌の奥まで馴染んで伝わってくる感じがします。あんまり風雅な例えじゃないけど、電子レンジで水が温まる現象の原理みたいに、どうしようもなくあたためられてしまいます。

菅原さんは、「想い」をとても大切に写真を撮ってらっしゃるみたいです。「想い」はエレメントで表すなら「水」です。菅原さんの写真にたたえられている「水」は、澄んでいる、と思います。雨の日や、雨上がりの朝に、気持ちよく呼吸ができるみたいな、自分の内まで巡ってくることを安心してよろこべる、「おいしい水」です。
それは、菅原さんが、この世界を愛でてらっしゃるから、おいしいんだな、と思いました。

みずみずしい香り
   エレミ 2滴
   マートル 2滴
   レモン 2滴 

この本、発売されてから一年も経っていないのですが、いい感じに増刷を重ねているようです。うれしいなあ。
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by leaf-child0802 | 2009-03-27 17:17 | 本棚 | Comments(0)
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