人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

ことの葉暦

leafstar.exblog.jp

Happiness In One's Bag

身軽なことを愛する私。
故に、いつも荷物が少ない私。

最近のお気に入りのバッグはコレ↓
Happiness In One\'s Bag_e0170845_17203080.jpg

歌舞伎がお好きな方は、「あ!」…と思われたかもしれません。
中村屋(新宿の有名なカレー屋さんではないですよ。)のエコバッグ。
紋のワンポイントの渋さと、ザブザブ洗ってしまえるところが、とっても気に入っています。

たくさん入りそうなバッグなんですが、お出かけに私が携えていくモノというと、
・おサイフ
・お家の鍵
・携帯電話
・小瓶入りのクリーム(ホホバオイルと蜜蝋と、エッセンシャルオイルで作られたもの。唇にも手にも髪にも使えます。)
・ハンカチ(たいていタオル地のもの)
…に加えて、
・長く電車に乗る時は、文庫本
・たくさん歩いたりする時は、ハーブティーをいれた小ぶりのペットボトル
・朝夕の寒暖の差や冷房が気になる時は、カシミヤのストール
・美術館やギャラリーに行く時は、資料をはさんでおくためのクリアファイル
…がせいぜいなので、バッグはたいていゴソゴソしています。

けれども、明日のお出かけのための荷物が入れられたバッグは、写真のとおり、ちょっとふくらんでいます。

実は、明日は父の誕生日なんです。
新年最初の、家族の大集合!の予定。
…なんですが、こんな時に、弟が膝の手術のために入院をしていて、birthday dinnerの前に、お見舞いにも行く、というかたちになりました。

…というワケで、父へのプレゼントに、弟へのお見舞いのお菓子と、甥っ子たちへのお年玉で、いつになくふくらんでいるバッグなのでした。

贈り物でふくらんでいる、そんなバッグを眺めていて、ふと、思いました。
「クリスマスに一等に幸せなのは、子供たちよりもむしろ、贈り物でいっぱいになったバッグを持てる、サンタさんなのかもしれないな。」

バッグのふくらみと重さに、贈る幸せの感触を、堪能している私です。

贈り物の香り
   マンダリン 1滴
   グレープフルーツ 1滴
   ローズウッド 2滴
# by leaf-child0802 | 2010-01-16 17:55 | 素敵なものたち

海に入る前に

明日は山羊座の新月。しかも、日食です。
日食といえば、昨年奄美などで観られた皆既日食が話題になりましたが、今回は金環食。ですが、日本では、環っかになっているところは、観られません。でも、太陽が欠けているところは、関東の西側3分の1あたりから、西に行くほど、観られるそうです。
ただ、食が起こるのが日没に近い時間なので、西の空が低いところまで開けているところでないといけない、とのこと。せっかく冬晴れが期待できそうなんだけど、いずれにせよ東京ではダメみたい…。残念。

占星術の世界では、日食は、新月のスペシャルバージョン、ということになっています。
「始まり」を促すエネルギーを持っている、新月。
新しい一年が始まって、初めて迎える「始まり」の月。
それがなんと、スペシャルバージョン!
やっぱり今年は特別な一年になりそうだぞ!…とワクワクせずにはいられなくなってしまいます。

「目指したいもの・こと」をしっかりと、まっすぐに「心に定める」ように、気にかけておくと、このスペシャルな「始まり」の月に、上手に繋がることができるのではないかな、と思います。
何かをスタートしようとする時、ゴールを見定めることは、必ずしも必要ではありません。
臨機応変に楽しんで歩んで行く方が、思いがけない素敵なところへ辿り着けるかもしれませんから。
けれども、何かを見定められていることで、道のりがたとえ険しいものであっても、頑張ろう、という気持ちを持ち続けることができたりもします。
見定めることをした大切な何かのためなんだ、ということを忘れることがなければ、辛いことがあっても、苦しいことがあっても、そこに意味を見出せます。
迷うことが、なくなります。
山羊座とは、そういう風に歩んで行く星座です。
ただ楽しいだけではない、意義のある、ほんとうによい一年にするための、たしかなエネルギーを感じさせてくれることでしょう。

この日食=スペシャルな新月から月が満ちゆく二週間の空ですが、「ほんとうのことを見定めていく」というエネルギーが流れている感じがします。
分かる、というよりむしろ、解ることが色々ありそうな気がします。そこには、「そうなのだ。」ではなく、「そうではないのだ。」という感じのものも、少なからず含まれているでしょう。葛藤のようなものを、抱えている感じがすることもあるかと思います。
けれどもそうして、わたしたちのそれぞれは、「価値観」をしっかりさせていけるのではないかと思います。それを信じられているからこそ、それに支えられているからこそ、向く方向を、定められるような。そしてその方向に、向かっていけるような。

18日には、木星が魚座へと移動します。海にも似た、深さや、果てしなさを感じるエネルギーが、魅惑的な心地よさが、世界を包んでいきます。
その心地よさの力強さには、時に溺れてしまいそうな危うささえ、感じることがあるかもしれません。
そんな時、溺れずにいるために。その海で、漂うのではなく、泳いでいられるように。この時期に定めた大切な何かは、きっととても役に立ってくれるはず…そんな気が、しています。

見定める香り
   パイン 2滴
   シダーウッド・アトラス 1滴
   ミルラ 1滴

十二星座別メッセージはこちらへどうぞ。

2010年の香りをつくろう!
ワークショップスタイルのスペシャルメニューの詳細はこちらをご覧ください。
# by leaf-child0802 | 2010-01-14 16:14 | 星空の香り

Their Sweet Home

昨日も今日も「年に何度もない寒い日」になっている東京です。
ちょっと前から降り出した雨をじぃぃー…っと見ていたのですが、心なしか、雨粒の輪郭の重さの加減がいつもとは違う気がしました。
霙(みぞれ)なのかな??雪になるかな??

昨日の空も、いつそんな水の粒が零れてきてもおかしくないような模様をしていたのですが、とりあえずまだ傘を持っていなくて大丈夫でしょう、とのことだったし、風も穏やかだったので、用事を済ませに表参道まで歩いて行きました。
そして、道すがら、ある写真展をのぞいてきました。

島色 屋宮秀美 奄美大島写真展

少し前の朝崎郁恵さんのライブでもらったフライヤーの束の中に、告知の葉書が入っていたので、気にしてあったのでした。

会場は、少し路地裏を入っただけで、表通りの華やぎから一転、こぢんまりと静かになるところにありました。
エレベーターを降りた途端に寄ってきたのは、シマ唄の音色。
ちょうど、ライブが始まったところ、だったようです。
私も大好きな、「糸繰り」。それから、「行きゅんにゃ加那」と、「国直よね姉」。

私は、奄美の三味線の音色が、とても好きです。
沖縄の三線よりも、少し高いところをとおっていく音。
人々のいのちの水を、情感の湿度を、たっぷり含んでも重苦しくならないように…大丈夫なように…と心がけているみたいにして、いい感じに乾いている音。

鮮やかな芸能、ではなく、和やかな楽しみ、といった感じに唄われていたのが、素敵でした。
シマ唄がきけるつもりでいなくて、思いがけなかったので、すごくいいことがあったみたいな気分になれました。

山と海と空の、緑や青や、紅色や金色の雄大さのある綾ももちろん魅力的な「島色」なのですが、個人的には、女の人らしさを感じる、野の花の色をうつした写真がいいな、と思いました。



展示は手作り感がいっぱいの、ちょっと文化祭みたいな風情もある感じで、大切に飾られたいくつものお祝いの贈りものの花束たちが、どうしたって話してしまわずにいられないみたいにしている、たまらないうれしさの感じとか、真ん中に置かれた、お菓子が満載のテーブルと大きなソファとか、そういったものたちが存在感を示していて、写真展なのに、写真はむしろそんな色々のひとつ、になっちゃっているみたいだったのですが、そういうところでむしろ、屋宮さんをはじめとしたスタッフの方たちが大事にしたいと思ってらっしゃることが、伝わっているような気がしました。
親しい気持ちを持てるものたちが、集まってくれていること、とか。そういうものたちがあること・いることへの感謝、とか。そういうものたちを確かめられる心楽しさや、心安らかさや、心強さ、とか。

シマ人ではない私は、思うのです。
よそのお家の、カレーの匂い、みたい。

例えば、中孝介さんや、梨木香歩さん(鹿児島出身で、高校の同級生には、シマから来ている、という方が何人もいたそうです。)などがおっしゃっていました。
「シマの人たちは、内気かもしれない。閉鎖的なところも、あるかもしれない。」
…たしかに、そうかもしれません。
外交的・外向的に力を使って、何かを守ろうとする人たちもいるけれど、シマの人たちはむしろ、ひたすら「内」を大切にすることで、何かを守ってこられたのかもしれない・・・そんな気がすることがあります。
内へと向かう、力の強さ。

それでも、カレーの匂いみたいに、そのお家の誰かが、そのお家の中の人たちのためだけに作っているのだけれど、気配が外へと漂ってきてしまうことが、あるのです。
外にいる私は、いい匂いだなあ…と惹きつけられたりするのだけれど、そのお家に入ってしまう、なんてことをしようとすることは、もちろんなく。それを実際に分かち合ってもらって、味わうことをして、それがやがて身の一部になって…なんてできることは、もちろんあるはずもなく。

お家、というものは、そうそうやすやすと開放されるものでは、ないのですから。

けれど、その美味しそうなカレーの匂いが想い起させるものに離れたところからそっと憧れてみたりしながら、今日はウチもカレーにしようかな、と私は思うのです。
そして、自分なりのレシピで、美味しいカレーを作ってみるかな、と思ったりするのです。

憧れのお家の香り
   カルダモン 1滴
   マートル 2滴
   ローズウッド 3滴
# by leaf-child0802 | 2010-01-12 14:05 | 奄美のこと