ブログトップ

ことの葉暦

leafstar.exblog.jp

タグ:月 ( 42 ) タグの人気記事

blue blanket

blue blanket。
「持っていると心が落ち着くもの」のこと。
それがこの言葉のモトなのかは、定かではないのですが、スヌーピーの友人(?)、ライナスが持っている「安心毛布」が、ブルーだそうです。

小さい頃の私の「blue blanket」は、オフホワイトの地にオレンジがかった赤の細い線で子羊の絵柄がたくさん描かれている、ベビーサイズのカーゼケット。能登の祖母のところへ行く時も、それだけは自分で持って行ったことを覚えています。
ちなみに、一番お気に入りだったぬいぐるみも、子羊でした。
どちらも名前は「ひーちゃん」。(幼子故に、見事に安直。)
子羊、というのは、純真無垢の象徴であるとともに、守られ導かれることを必要としているものの象徴でもあります。
偶然、なのかもしれません。けれどもたしかに私は、人一倍守られ導かれることを大切に思っている、そして懸命に求めている子供だったような気が、します。

大人になった私にとっての「blue blanket」は、本です。
囲まれていると、落ち着く。持っていると、もちろん落ち着く。
先月歯医者に通っていた時も、かかさず持っていました。
治療台の上でがりがりとやられている時、やっぱり気が付くと、手がグーになっていたものだったのですが、そんな時、「ああ、そうだ。本を持って来てるんだった。」と、お腹の上に乗せたままにしていた読みさしの本に手をやると、力が上手に抜けるのでした。

手触りとか、肌触りとか、それからにおい、とか。
持っていると落ち着くもの、であるためにまず大切なのは、そんな要素であるような気がします。(お気に入りの毛布やぬいぐるみを洗濯したら、子供が泣いた、とか、怒った、というお話もききます。)
人間は、この世界を認識しようとする時、その情報源の80%から90%を視覚に頼っている、といわれていますが、もっと本能的にこの世界と関わろうとする時には、むしろ触覚や嗅覚の方が重要なのです。
なので、「blue blanket」が実際にブルーという色をしているかどうかは、おそらくあんまり重要ではないのだろうと、思います。



人間が最初に認識した色は白と黒、そして赤、それから緑、黄で、青は原色と呼ばれるものの中では一番最後だったと考えられています。また、青は、加齢などで色覚が衰える時、最初に感じにくくなる色でもあるのです。
ブルーはまた、人間が手にすることが難しい色でもありました。ブルーの顔料(その代表はラピスラズリ)は、古代からとても貴重なものでしたし、染料は、洋の東西を問わず、ほぼ藍(インディゴ)しかありませんでした。かつ、鉱物であれ、植物であれ、ブルーという色をもつものは、水や光や空気に触れることでその色を失いやすい、という性質を持っているものが、とても多いのです。
そのため、色の純粋性を重要視した西洋文化にとっては、憧れと扱いにくさのジレンマがある色でも、あったでしょう。
(余談ですが、少し前にTV放映があった、ブラッド・ピット主演の「トロイ」では、トロイの人々の衣装に藍染めが使われていました。プリアモスを演じたピーター・オトゥールのブルーの瞳と相まって、とても印象的でしたが、憧れ、扱いにくさ、そして失われゆくさだめのもの・・・といったイメージに、ぴったりしている感じがします。)
一方で、「ジャパン・ブルー」という言葉ができるほど日本人が藍で彩ることに長けたのは、その文化が自然の移ろい、というものにとてもよく馴染んだものだったからかもしれません。

けれども。

空のブルー。海のブルー。
私たちの母なる地球は、ブルーという色で満ちています。
母なるブルー。安らぎと、保護と、信頼と、慈しみのブルー。
聖母マリアのマントは、やはりどうしてもブルーでなければいけなくなりました。
オーラソーマでは、ブルーのことを「第一の原色」と呼んでいます。
私たちが「個」となる前提として、「大いなるものとひとつであった」ことを、伝えてくれる色です。そして、そのことを忘れずにいることの安らぎを、伝えてくれる色です。

「blue blanket」が実際にブルーという色をしているかどうかは、あんまり重要ではないのでしょう。
ただ、その「持っていると落ち着くもの」には、たしかにブルーのエネルギーが満ちているだろうと、感じます。
幸せの色でもある、ブルー。
あなたの「blue blanket」は、何ですか?

blue blanketの香り
   カモミール・ブルー 1滴
   マジョラム・スイート 2滴
   マンダリン 2滴
[PR]
by leaf-child0802 | 2010-03-08 15:17 | 素敵なものたちのこと | Comments(0)

Once In A Blue Moon

Once in a blue moon・・・めったにないこと、を物語る時に使われる言葉で、「むかしむかしあるところに・・・」とか、「Once upon a time・・・」みたいな感じで、使われたりします。

明日は、blue moonの日。

満月、というのは、基本的にひと月に一度だけ巡ってくる、ということで特別なものなのですが、その満月が、ひと月に二度も巡ってくる、という特別なことが、起こることがあります。
その二度目の満月が、blue moon。

他にも、ひとつの星座で二度続けて満月になる時も、この言葉が使われたりもするみたいです。

気をつけて観ていると、実はblue moonと呼べるような現象は、そんなにものすごくめったにない、ワケではないのです。
けれど、物語というのは、あるふたつの想いをこめて、語られているところが、あるのです。
特別なことを、あたり前のことにしよう、という想い。
そして、あたり前のことを、特別なことにしよう、という想い。

明日の満月が起こるのは、獅子座。
どちらかというと、あたり前のことを、特別なことにしよう、という想いが、強い月のようです。

むかし、映画か何かの宣伝コピーだったかに、こんな言葉がありました。
「誰もが、誰かにとって大切な人。」
愛されていることを知ったなら、愛することをしたいと、思わずにはいられなくなります。
ただ、大切じゃない人なんて、ほんとうはいないのです。
大切にしてくれる誰か、がいないような気がしたとしても、その人が大切でなくなることは、ないのです。
それは、あたり前のこと、です。
けれど、大切である、というあたり前のことを、特別にはっきりと意識することがある時、人は、自分が自分として生きることに、よろこびや意義を、はっきりとみることができたりもします。自信や覚悟を、持つことができたりもします。

そのことを一番よく知っていて、私たちに教えようとしてくれるのが、獅子座なのです。

月は、無意識の、赤ちゃんのそれのように生きることにとって基本的で本能的な欲求を司る星です。
その月が獅子座で青く満ちる頃、そこには火星が一緒にいます。
火星は、欲求するものを、実際に要求していこうとする、勢いと強さを持つ星です。
「自分は特別に大切なんだ」と感じられることも、必要なんだよ。
・・・そんな声がきこえています。
素直にそんな声のままになってみても、いいのかもしれません。
火星は今逆行をしているので、勢いに任せ過ぎてしまうようなことは、ないでしょう。

それにしても、
一年最初の満月が、元日の月食。
一年最初の新月が、日食。
そしてそれに続く今回の満月は、blue moon・・・。
「めったにないこと」続きの2010年ですが、このblue moonが静まりきって新月が起こるのは、なんとバレンタインになります。
またまた、特別なこと、にしたくなる感じ。

そんな二週間の星空ですが・・・
この時期は、冥王星が、要になっているような感じがあります。
冥王星は、ここのところずっと、土星とスクエア、という、お互い意識的にならずにいられない、厳しさもある関係になっていたのですが、この二週間は同時に、魚座に入ったばかりの木星と、セクスタイル、という楽しさもある関係になります。
木星と土星は、共に成長を促す役目を持っている星ですが、木星が「ここから」を楽しげにみているのに対して、土星は「ここまでと、ここ」を厳しげにみています。
どちらからもみられている、冥王星。
冥王星は、生まれ変わり、というくらいの、奥底からの変化を起こすエネルギーを持つ星です。ちょっとした、どころではない、ほんとうの変化や成長のエネルギー。そのエネルギーが、土星と木星、という両極のエネルギーのはたらきかけで、ますます意識的に、動こうとするようになるでしょう。その気配をしっかりと感じ、受けとめられるかどうかが、この時期のカギになりそうに、思います。

それはちょっと劇的、かもしれませんが、海王星とキロンの癒しのハーモニーはずっと響いていますし、バレンタインに向けて、愛の星・金星も活き活きと動いています。
ですから、大丈夫、大丈夫。

特別に大切にいたい香り
   バジル・スイート 1滴
   ローズマリー 2滴
   エレミ 2滴

十二星座それぞれへのメッセージは、こちらへ。
[PR]
by leaf-child0802 | 2010-01-29 14:33 | 星空のお話 | Comments(0)

私の味方

本屋さんでついついやってしまうこと。
文庫本がきっちりと詰まった棚の間を、背表紙を読みながらふらふらすること。
これは危険極まりない行為で、何故かというと、衝動買いしてしまう可能性が非常に高いからです。
衝動に耐えるには心許ない、私のお財布、のはずなのに。

けれども、本からメッセージを貰えた気持ちになれるのは、そうしてついついやってしまった結果なことが、多かったりするのです。
出会いの妙って、そういうもの。

もっとも、ほんとうに気に入ったモノとしか一緒にはいない私なので、そうして出会ったけれど、手許にはもうない本も、もちろんあります。(衝動買いにはありがちな結末。)
けれども、
ここを、この一言を、この一行を、読みたかったんだ、と思えた。
ほんの一瞬、そこに神さまの通り道が開いていて、繋がることがちゃんとできたんだ、と思えた。
そういう相性で、そういう運命だった。
この出会いは、それでもう十分。
…そういう本も、いるのです。

「帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。」高山なおみ

吉田篤弘さんの本のタイトルにもちょっとありそうな言葉の並びが気になって、手にとった一冊。
高山さんは料理研究家だそうで、日記みたいなエッセイの章末にはお料理のレシピが添えられていて、「豆腐飯」と「モロヘイヤの梅和え」と「おかかバターライス」がなんだかとても美味しそうだったので、つい買ってしまったのでした。

ご本人も、あとがきで、読み返せない時期があった、と告白されていたのですが、感性の繊細さとか強さとかを、痛がることでしか認めることも伝えることもできないみたいな感じがあって、彼女のことをついつい案じるばっかりにこちらもなってしまうような、たしかに読み返すのをためらわせてしまうところがあるような、本でした。

けれど、ちゃんとありました。読み返したくなるところ。

「その部屋のぜんぶが彼女に寄り添って一緒に暮らし、そのぜんぶすべてのものが彼女の味方。」

ひとりで暮らすその彼女に会うと、その部屋に行くと、高山さんはいつも帰れなくなるぐらい酔っぱらってしまうのだそうです。多分、甘えたいから。安心だから。
お気に入りのブランケットの上で、お気に入りのクッションにもたれながらここを読んだ時、やっぱりひとりで暮らす私は、うわ~っと表現するしかないような、幸せな感覚をいっぱいに覚えました。

「この部屋のぜんぶが私に寄り添って一緒に暮らし、そのぜんぶすべてのものが私の味方。」
…ああ、そうだよねえ。そうだよねえ。なんて心強いんだろう。なんて安心なんだろう。なんて幸せなんだろう。

ここを読むと、部屋中へ、ありがとうをたくさん言ってしまうのでした。

甘えたくなるお部屋の香り
   カモミール・ローマン 1滴
   ゼラニウム 1滴
   プチグレイン 2滴
[PR]
by leaf-child0802 | 2010-01-25 15:56 | 本棚 | Comments(0)

Happiness In One's Bag

身軽なことを愛する私。
故に、いつも荷物が少ない私。

最近のお気に入りのバッグはコレ↓
e0170845_17203080.jpg

歌舞伎がお好きな方は、「あ!」…と思われたかもしれません。
中村屋(新宿の有名なカレー屋さんではないですよ。)のエコバッグ。
紋のワンポイントの渋さと、ザブザブ洗ってしまえるところが、とっても気に入っています。

たくさん入りそうなバッグなんですが、お出かけに私が携えていくモノというと、
・おサイフ
・お家の鍵
・携帯電話
・小瓶入りのクリーム(ホホバオイルと蜜蝋と、エッセンシャルオイルで作られたもの。唇にも手にも髪にも使えます。)
・ハンカチ(たいていタオル地のもの)
…に加えて、
・長く電車に乗る時は、文庫本
・たくさん歩いたりする時は、ハーブティーをいれた小ぶりのペットボトル
・朝夕の寒暖の差や冷房が気になる時は、カシミヤのストール
・美術館やギャラリーに行く時は、資料をはさんでおくためのクリアファイル
…がせいぜいなので、バッグはたいていゴソゴソしています。

けれども、明日のお出かけのための荷物が入れられたバッグは、写真のとおり、ちょっとふくらんでいます。

実は、明日は父の誕生日なんです。
新年最初の、家族の大集合!の予定。
…なんですが、こんな時に、弟が膝の手術のために入院をしていて、birthday dinnerの前に、お見舞いにも行く、というかたちになりました。

…というワケで、父へのプレゼントに、弟へのお見舞いのお菓子と、甥っ子たちへのお年玉で、いつになくふくらんでいるバッグなのでした。

贈り物でふくらんでいる、そんなバッグを眺めていて、ふと、思いました。
「クリスマスに一等に幸せなのは、子供たちよりもむしろ、贈り物でいっぱいになったバッグを持てる、サンタさんなのかもしれないな。」

バッグのふくらみと重さに、贈る幸せの感触を、堪能している私です。

贈り物の香り
   マンダリン 1滴
   グレープフルーツ 1滴
   ローズウッド 2滴
[PR]
by leaf-child0802 | 2010-01-16 17:55 | 素敵なものたちのこと | Comments(0)

Wishing You A Happy New Year

明けましておめでとうございます!
e0170845_741930.jpg

今年最初のお仕事は、未明に起きて出して、寒さに挫けることなく、蟹座の月食を観ること!
e0170845_7424123.jpg

写真ではちょっと分かりづらいかもしれないのですが、実は向かって左下の部分に、少しだけど地球の影がさして「月食」になっているんです。
勘違いをしてしまっていて、すっかり真ん丸を観る気でいた私…。(このお月さまについての大晦日の記事を、昨年中に読んでくださっていた方、すみません…。)
知っていたはずではあっても、思いがけなかったお月さまの姿に、図らずもびっくりしてしまいました。なんだか、昔の人々が、月食や日食に動揺していた気分の一端を、味わえたような気がします…。

東京の空は予報どおり、冷たく澄んで晴れ渡っていましたが、ベランダの恰好が、北風からうまい具合に守ってくれていたのか、きりりと澄んだ空に浮かぶお月さまと星たち(お月さまのすぐそばには、双子座のカストルとポルックス、冬の大三角のオリオン座のベテルギウスやこいぬ座のプロキオンや…火星も赤く光っていました。)のあんまりの素敵さが、寒さを忘れさせてくれたのか、30分近くは、眺めていたでしょうか。

その後いったんベッドに戻り、少し仮眠をとって、さあ次のお仕事は、初日の出を観ること!
e0170845_824851.jpg

e0170845_854426.jpg

朝を迎える頃にも東京はよく晴れていて、まっすぐに、何も隠すところなく、まっさらな光に向かい合うことができました。
冷たく透明になっていた空気のすみずみに、瞬く間にゆき渡っていくお日さまの光の感触。
清々しくて、しばらくは開け放っていた窓を閉める気持ちになれなかったぐらい!

この夜と朝がいつもと違うと思っていたのは、もしかしたら人間たちだけで、ほんとうは毎日、お日さまだってなんだって、ちゃんと素敵でいるのだけれど。

特に日本人が、何でも「初○○」と呼んでありがたがるのも、素敵な風習だと思います。
いつもは当たり前のように感じてしまいがちな、この世界のあらゆるものごとに、あらたまってちゃんとありがとうを言おう、と気付けるのですから…。

2010年が安らかで幸せな年になりますように!

迎春の香り
   カモミール・ローマン 1滴
   マンダリン 2滴
   フランキンセンス 3滴
[PR]
by leaf-child0802 | 2010-01-01 08:23 | 季節の言祝ぎ | Comments(0)

最後で最初の夜に際して

マジックアワーの大気に浮かぶ、十三夜の月と東京タワー。
e0170845_12394983.jpg

昨日の17時頃の光景です。
冬至から一週間と少し。日が長くなってきたことの実感が、はっきりとしてくる頃。
その実感と共に新年を迎えたいから、人々は一年の節目を、この頃に決めたのだ、ともいわれているそうです。
人にはそれぞれ、節目として格別に大事に過ごそうとする時があるけれど、これだけ皆が一斉にそうするのだから、新年を迎える、ということは、やっぱり格別中の格別、です。

一年の、最後の夜。
一年の、最初の夜と朝。
某TV番組の診断テストで、「超朝型」だった私。特にここ最近は、日付をまたいで起きている、ということが滅多にないのですが、そんな私でも、今回の年をまたいだ夜は、おちおち寝ていられなさそうなのです。
いつものように、
東京タワーの展望台に煌めく数字が、ひとつ大きくなるのを見届けること。
ビルの隙間から投げかけられる、朝の光を受けとめること。
それにもうひとつ、
満月を観ること。
・・・が、格別な夜と朝を格別にするためにやらなければいけないこと、に加わるからです。

2010年は、満月が注ぐ光の中で、始まります。
1月1日、午前4時を少し過ぎた頃、月は蟹座で、いっぱいに満ちます。

蟹座は、月の「本来の座」です。
繊細な月にとって、蟹座は自分のお家なのです。
意識しなくても、自分らしくいてしまう場所。
そのために、どこよりも、安心できる場所であってほしいところ。
大切に、守りたくなるところ。

満月、というのは、月が太陽の真向かい(180度)に来た瞬間、のことをいうので、太陽が山羊座にあるこの季節に満月になるなら、それは必ず蟹座で起こるものなのですが、その瞬間が今回は「1月1日」に巡って来る、というのは、なんだかとても特別な気がしてしまいますよね。
しかもさらにこの満月、月食なんです。
特別な気がせずにはいられません。

人は、「ここ」ではない「どこか」を目指すことによろこびを覚えることがあります。
けれども、「どこか」へ辿り着いた時、気付けば人は、どうしようもなく「ここ」を想っていたりもするのです。
「どこか」から「ここ」へ還れることに、さらなるよろこびを覚えたりも、するのです。

還れる、よろこび。
そのよろこびのある安心感は、どのような時にあっても、私たちを支えてくれます。
そのよろこびに支えられれば、私たちはどのようにも、心強くなれます。
そのよろこびのために、ほんとうに大切にしなければならないのは、何なのか…満月の光の中で、気付くことができるかも、しれないですね。

そんな風に始まる2010年。
その最初の満月から、最初の新月へと向かう2週間は、これまた特別になりそうです。
山羊座にいる太陽と金星の、ランデヴーがあるのです。
占星術の言葉だと、太陽と金星のコンジャンクション、と呼ばれるもので、だいたい1年半に一度の頻度で起こる現象なのですが、今回は、6日あたりから、10日間以上にも渡って、二つの星は、濃密な時間を過ごします。しかも同時に金星は、天秤座にいる土星と、「支配星交換」という、やはり強い結びつきを感じる関係にも、なっているのです。

そのいのちの「中心」であり、自分らしく生きるよろこびを示そうとする、太陽。
愛し、愛されるよろこびを愛そうとする、金星。
そして、ものごとのあるべきかたちを、大切にすることをまるで疎かにしない、土星。

愛。よろこび。あなたがほんとうに大切にしたい、何か。ほんとうに大切にしていきたい、誰か。
どうぞこの時期は、そんなものたちに、たくさん気持ちを注いでください。
生きてゆくあなたにとって大切なものが、しっかりとしたものに、なっていける時になるだろうという、感じがしていますから。

新年を祝福する星たちの香り
   カモミール・ローマン 1滴
   サンダルウッド 2滴
   ゼラニウム 1滴

今年最後の晩餐は、新年だけでなく満月を迎える、月の食卓になる予定です。
白ワインに、チーズと鶏肉(=白身のお肉)。レタスやキュウリやポテト。デザートは、クリームたっぷりのふわふわのロールケーキ…。
白と銀色の食器を使います。
そこに年越しそば…はちょっと合わない感じですが、こちらも縁起ものなので、しっかり頂いちゃうつもりです。

それではみなさま、今年一年、読んでくださってありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。



十二星座別メッセージはこちらへどうぞ。

2010年の香りをつくろう!
ワークショップスタイルのスペシャルメニューの詳細はこちらをご覧ください。
[PR]
by leaf-child0802 | 2009-12-31 14:51 | 星空のお話 | Comments(0)

耳を澄ませば

さすがに暖房器具のお世話になり始めた、ここ数日。
ほこほこのお布団から離れがたくて、ついぐずぐずしてしまう私に、「早く起きなよ。」と言うみたいにして、オオガスタの新しい葉っぱが、ぴしぴしと小気味いい音をたてて、日に日にその身を解いています。
e0170845_12344031.jpg

オオガスタの葉っぱは、小さいのが芽吹いて大きくなっていくのではなくて、充分に大きく準備されたものがくるくる・きゅっきゅっと巻かれた状態で出てきて、解けて、開いていくんです。

「植物はものを言わない。」などと言いますが、一緒に暮らしていると、彼・彼女たちもなかなか音に満ちた存在であることを、感じます。

最近、こんなCDを手に入れました。
e0170845_1259561.jpg

ジョー奥田さんの「AMAMI」。
奄美の自然音を独自の手法でとらえてらっしゃる奥田さんの存在を知ったのは、2年ほど前に青山のスパイラルホールで行われたイベント。
最近になって、知人のブログで彼のCDがあることに気付き、Amazonで購入してみました。(クリックでモノが買える…というのには抵抗があったのですが、洋書を探すのにあまりに便利なので、抗しきれずにAmazonデビュー、してしまいました…。)

自然音、というと、素晴らしくさりげないBGMとして、とか、リラックスするためにかける、というイメージがありますが、このCDは、ちょっとそういう風には聴けないかも、という感じがしています。
むしろ、耳を澄ませてしまう感じです。

都会よりも自然がいっぱいのところの方が静かだ、というのは、ほんとうではありません。
自然の只中は、ふくよかな音に満ちています。
都会の喧騒は、なんと薄っぺらいことでしょう。
その薄っぺらさが心許なくて、人間は殊更に、賑やかにしようとするのかもしれないな、と思うのです。

先日、奄美を訪れていた時のこと。
私が滞在していたホテルは、ちょっとした高台にあったので、浜までには坂と階段を数分歩くほどの距離がありました。
その夜はあまりに星がきれいだったので、ほんとうに真っ暗な中で、波の音だけを聴きながら眺めたらさぞ素敵だろうと、部屋に備えられていた小さな懐中電灯を頼りに、ひとり浜までおりてみることにしたのです。
新月の夜の闇は想像を超える深さで、結局、視覚以外の感覚を頼りながら、なんとか浜にたどり着くことができました。
ほっとして星空を見上げ、その美しさへと自分の全ての感覚を開放した瞬間。
星の光、だけでなく、波の音、だけでなく、
あっという間に私の感覚は、そこにいることを懸命に語っている数多の音たちで、いのちの気配たちで、苦しいくらいにいっぱいになってしまったのです。
空ろなところなんて、少しもないくらいに、いっぱいに。
みんなが、抱きついてくるみたいで、ふと、帰れなくなる、と思いました。
歩数を覚えておかないと、ホテルへ戻る階段を見失いそうだったし、そういえばハブがいるかも、と我にかえり、早々に帰ることにしたのでした…。

初めて奄美を訪れた時、この島の気配は、まるで幼子のようだ、と思いました。懐こく纏わりついてくる、幼子みたいだ、と思いました。
秘めるということが出来ないみたいにして、他にあり方を知らないみたいにして、生きたいと言い、生かされたいと言っているみたいな、か弱さと、危うさと、潔さと、力強さに満ちた、いのちの気配を感じました。抱きしめたくなるような、愛おしさを感じました。
我が子を眺める母親は、きっとこんな気持ちになるのだろう、と思いました。生きたいと言うものを、生かしたいと思う、よろこびと、苦しさに満ちた気持ち。

そんな場所だったから、きっと自分が思うよりずっと、本能的、といっていいぐらいに、感覚を開放しきってしまったのだと思います。澄んだ底に届こうとするものを、受け容れようとしてしまったのだと思います。
それほどに無防備になることに、慣れていなかったので、あの浜での体験は、ちょっとこわいようでもありました。
でも、自然に生きることとは、そういう感じなのかもしれないな、とも思うのです。
いのちの気配に、いつだって耳を澄ませて、わたしたちが気付こうとしているのは、よろこびであるような、そんな気が、しています。

いのちの気配に耳を澄ます香り
   クラリセージ 2滴
   カモミール・ジャーマン 1滴
   マンダリン 2滴
[PR]
by leaf-child0802 | 2009-11-19 14:37 | 奄美のこと | Comments(0)

神さまの小さなお使い

昨日、集中してパソコンに向かっていたら、突然眩暈を覚えて、顔をあげました。
e0170845_13463444.jpg

嵐めいて暗いとばかり思っていた空の下が、突然、と言っていいくらいあっという間に、夕日の艶やかな光でいっぱいになっていたのでした。
e0170845_13511320.jpg

「しばらくぶりに、明日は晴れるからね!」という声が、響いてくるみたい。

今日は、劇的なまでに一転して青空の東京です。

ここのところ、朝からしっかりと晴れた日で東の窓辺が暖まると、やって来る小さなお客さまがいます。
e0170845_1431457.jpg

てんとうむし。
(虫が苦手な方、こんな写真でごめんなさい。)
模様がちゃんと確認できないのですけれど、なんだかいつも同じコのような気がしています。ウチは7階だし、しっかり身を守るかたいものも身に着けているので、小さいけれどそんなに軽やかに飛べるワケではないように思うのですが、頑張って遊びに来てくれています。

てんとうむしの「てんとう」は、「お天道さま」=お日さまからきているのだそうです。
フランス語では、「神さまの虫 bete a bon Dieu」。
英語では、ladybugとかladybirdと言いますが、これは実は、「聖母マリアの虫」という意味です。
そもそも可愛らしい虫ですが、みんなにとても大切に愛されてきたのが、名前からもよく分かります。西洋では、ラッキーチャームとしてポピュラーなものの一つでもあるみたいです。

そろそろ冬を過ごす場所を見つけないといけない時期なんじゃないかな、と思うのですが、ウチをあたたかくて安心できそうだぞ…と思ってくれているのでしょうか?だとしたら、とてもうれしい。
(もっとも私は、犬や猫や小鳥や赤ちゃんや…に、なぜか気が付くとくっつかれていたりするので、友人に、「人間じゃなくて樹かなんかだと思われて、安心されてるんじゃないの~??」…と言われたりします…。)

ちょっと疲れ気味のこの頃ではあるのですが、なんとなく、いいことありそうな、気持ちになれます。
てんとうむしさん、ありがとうね。

明るく可愛いお使いの香り
   オレンジ・スイート 1滴
   マンダリン 2滴
   プチグレイン 2滴
[PR]
by leaf-child0802 | 2009-11-15 14:45 | 素敵なものたちのこと | Comments(0)

あたたかな感触 後篇 スープ

「それからはスープのことばかり考えて暮らした」

…食いしんぼうさんのお話、というワケではなく、ある青年の日々に、真剣に誠実に美味しいスープをつくろうとすることが濃密に溶けていく様を綴ったお話です。
大切にされたレシピノートのページにこもっていることの密度がだんだんと濃くなっていくみたいに、彼の暮らしをつくるヒトやモノたちが一緒にある様が、だんだんと絶妙なものになっていきます。オリジナルで、かけがえのないものになっていきます。
そうして、そこに記された文字たちから思い浮かんでくるものは、ほんとうにあたたかで美味しそうで、まるでスープみたいです。

すっかり寒くなったこの頃、毎日のように、なにかしらスープめいたものを食べています。
私が一番好きなのは、やっぱり子供の頃からスープと言えばまず、といった感じであった、コーンポタージュ。レストランのコースで出てくるような、裏ごしされて均一に、なめらかになっているヤツじゃなくて、コーンの粒々がざくざくしているようなヤツです。
日本のスープ、と言えばmiso soup=お味噌汁、ですが、それに限ってなら、とろろ芋のお味噌汁、あさりのお味噌汁、茄子とおそうめんのお味噌汁、をベスト3にあげましょうか。

でも日本のお味噌汁は、基本「ぐつぐつ」や「ことこと」してはいけない、ので、私の中ではスープとはちょっと異なるもの、な感じがしています。
なぜなら、スープとは、火と水の魔法を丹念にこめた食べもの、だと思うからです。

火(=熱と光)と水は、いのちを創造し、育む、もっともessentialなものです。
そしてまた火は、わたしたちの愛と心のエネルギーの象徴です。
水は、世界とひとつであろうとする、わたしたちの深い意識のエネルギーの象徴です。
そんな火と水と、ぐつぐつと、ことことと、ゆっくり丁寧に再び溶け合うことをしたいのちたち。

…ちょっと錬金術的なイメージ。

でもそんなスープだから、安心できて、元気になれて、美味しいのだと思います。
そしてとっても正直なわたしたちの身体は、ほんとうに自分にいいものをいつだって分かっていて、だから自分を癒したい時は、スープが欲しくなるんだなあ…と思います。

そんなスープを星で表現するなら…
あたたかくて栄養がたっぷり、という感じは木星っぽいのですけれど、安心させてくれて、癒してくれる、という感じ、胃を満たしていく感触の明らかさ、流動体である、ということ…を思うと、月がふさわしい気がします。

スープみたいな月の香り
   カモミール・ローマン 2滴
   パチュリ 1滴
   エレミ 2滴 

そしてもうちょっとだけ、美味しいモノについての雑話
[PR]
by leaf-child0802 | 2009-11-05 14:32 | 本棚 | Comments(0)

親はなくとも子は育つ??

昨日東京に戻ってきました。
もう人生の半分近くを東京で生きているのに、ほんの数日離れていただけでも、いまだに人の多さや、車の多さや、建物の占めている割合の大きさや、それらのものが放っている気配のちょっと乱暴な感じに、驚くことを繰り返しています。
特に奈良や奄美に行ってきた後は、澄んだ空気や生きものたちの気配の自然さに馴染んで、感覚が無防備になっているので、ちょっと気をつけて自分を守るようにしないとな、という感じです。

一週間も家を空けるのはかなり久しぶりでした。私は根っこを生やすことに執着がないタイプで、旅だとか引っ越しだとかにいつも想いを馳せているようなところがあるので、「早く帰ろう。」と思うことはあまりなかったのですが・・・今回はフクギとオオガスタという可愛い家族たちにとって、初めての長いお留守番だったので、逸る気持ちで帰る感じになりました。
たっぷりお水をあげておいてはきたけれど、「○回お日さまが昇ったら帰ってくるよ。」と言ってはきたけれど、いつもみたいにお世話できなくて大丈夫かな??放っていかれたと思って不安になったりしないかな??・・・と気がかりだったのですが・・・
e0170845_13305880.jpg

帰ってみればなんと、オオガスタに新しい葉っぱが出ていました。ちゃんとたくましく過ごしていたのでした。

植物たちは、人間が敬うことを忘れてはいけないくらい、生きることにまっすぐなんですものね。

さみしかったり、不安だったりしたのは、むしろ私の方だったのでした。
けれども、身軽であることに執着しがちな自分が、こんな風に繋ぎとめてくれる重さのある何かを持つようになれたことに、少しうれしさも感じました。
地球の上に生かされたものが、地球の上に安らいでしっかりと生きるには、愛するものの重さ、というのは、とても必要なのものなのかもしれません。ここではないどこかへ、漂っていってしまわないために。

そしてもうひとつ、このブログで育てている「樹」(gremzというブログパーツです。)も、私が留守の間に大人になっていました!
こうして大人に育つと、ホンモノの生きている「樹」が一本、植樹してもらえるのだそう。どこかにそうして植えられた樹が育っていくんだ、と思うと、すごくうれしいです。
その樹を私が直にお世話することはないのかもしれないけれど、そのいのちが育って繋がっていくことを想えることは、とても素敵なことです。

育ちゆくいのちたちの香り
   プチグレイン 2滴
   ローズウッド 2滴
   マンダリン 1滴
[PR]
by leaf-child0802 | 2009-09-25 14:09 | 樹々と花と緑葉と | Comments(0)