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ことの葉暦

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ショパンの調べ

冷たい雨が降っていた、日曜日の朝。
仕度をしながら、天気予報が観られないかとテレビをつけてみると・・・そこには、ブーニンがピアノを弾く姿が!
懐かしい!!(・・・と言ってしまってはいけないのでしょうか??今でももちろんご活躍されているのですから…。)
「題名のない音楽会」という番組でした。

彼のピアノが一大ブームとなるきっかけになった、1985年のショパンコンクールで優勝した時の演奏を、ご記憶の方も多いのではないでしょうか。
今、25年を経てあらためて言葉にするのに、感触を確かめようとしても、ちゃんとできるぐらいに、まだ小学生だった私も、それを、はっきりと記憶に刻んでいたのでした。

コンクール、というと、緊張と集中のためか、苦しそうだったり、思いつめているみたいだったり・・・あんまり楽しそうじゃないなあ…この人たちはほんとうにピアノを弾くのが好きなのかなあ…と子供心に感じてしまうような光景がたいていそこには展開されていて、音楽が心を出入りするのに十分な呼吸ができないような、そんな気分で眺めていたものだったのですが。
天使が飛んでいるみたい・・・そんな圧倒的だけれど、やわらかな恍惚が、彼が弾くピアノには、感じられたのです。

当時の私のピアノの先生は、今思えばどうやら、赤毛のアンのように何かをやらかす、というまでではないにしても、感受性に委ねて想像に遊ぶことに夢中になってしまうところが多分にある、まだ小さくて未熟な私(ちなみに、感受性と想像力の星である海王星が、よろこびや創造的な自己表現へとエネルギーが向かう第5ハウスにいます。)に、甘いお酒のようなショパンを与えるのはちょっと危ないかも…と思っておられたらしく(海王星はアルコールと幻惑の星でもあります。)、もっと率直に健やかで、しっかりとして明瞭な美しさがある、古典派のモーツァルトやハイドンをたくさん弾くように、とされていたのですが。(先生ご自身は、リストの極めて技巧的な作品などを、好んで弾いてらっしゃいました。)
もっとショパンが弾きたい!・・・とねだったことを覚えています。

25年を経た容姿は、それなりに変わってはいたけれど、その音ですぐ、ブーニンだと分かりました。
やっぱり、魅入ってしまったのでした。

彼がショパンを愛する理由・・・それは、ショパンの曲を弾く時、指が感じるうっとりするような、素晴らしい心地よさにあるのだとか。
美しい、とか、心地よい、と感じ、魅かれることは、金星のエネルギーとかかわりが深いのですが、彼の金星は、きめ細やかな身体感覚を持つ乙女座にありました。
そんな金星が、それまであったものにとらわれない、変化を怖れない、どこかカリスマ的でさえあるほどの創造性を感じさせる、天王星と冥王星のコンビネーションに重なっています。彼の解釈が異端的、とも評されるのは、この星たちのパワフルさに理由がありそうですが、乙女座は、その繊細で器用な手先で、きちんと見事なものをつくろうと努力する星座でもあります。解釈は「異端的」でありながら、その演奏に、信頼するに足る整い方が感じられるのは、乙女座のエネルギーが活かされた、端整なテクニックあってこそ、なのかもしれません。
加えて、情熱の星・火星は、燦然と輝くことを使命のように思っている真夏の太陽のような獅子座にあり、芸術家の星とも呼ばれる海王星と、互いにとても意識的にならずにいられない関係になっています。彼の表現力のまばゆさ、ドラマティックさを、即座に思い描ける、星模様です。

昨日(2010年3月1日)は、ショパンの生誕二百年にあたるのだそうです。
ただ、ショパンのお誕生日については説がいくつかあるのだとか・・・。
そこで、そのいくつかの説について、ホロスコープを描いてみたのですが・・・。
やっぱり、1810年3月1日、が一番ふさわしい、というか、そうであったらお見事!・・・な感じでした。
その人の中心、であり、全てのエネルギーの源、である太陽と、美と調和の星・金星が、魚座で重なっています。魚座はその守護星である海王星と共に、心を震わせる芸術、中でも音楽とゆかりが深い星で、美の星・金星は、その許では「昂揚」する、とされています。
しかもそこに、人々を根底から揺さぶるような、とてもとても強いエネルギーを持った冥王星まで、重なっています。
情熱の星・火星は、自分の本来の居場所である牡羊座にいます。Wikipediaのショパンについての記事の中に、「新しい演奏技術の開拓に果敢に挑み」という一文があったのですが、十二星座の一番目であり、新しい地平へと果敢に向かっていく、勇気ある牡羊座にある火星のエネルギーが充実している様に、ぴったりです。
金星と火星は、共に恋愛に関わりのある星ですが、この二つの星がこんなにパワフル、というのは、ジョルジュ・サンドとの恋を大いなるモチベーションとした彼の生き方に、ふさわしい感じもします。
そしてこれらの星が、全て芸術家の星・海王星と、密接な関係を結んでいるのです。

音楽は、目に見えないエネルギーとか、波動、といったものを感じ、受け容れることを身近に楽しんでみるのに、とてもよい方法なのではないかと思います。星のエネルギーの感触を、イメージすることを助けてもくれそうです。
ホロスコープの情報というのは膨大なので、簡単にまとめる、というのはなかなか大変で、書きたいことはまだまだあるのに、すでに長くなってしまいました・・・。おりをみて、別の音楽家さんたちを観ることも、またやってみようかな、と思います。

ショパンの調べの香り
   イランイラン 1滴
   サンダルウッド 1滴
   ローズウッド 2滴
   フランキンセンス 2滴
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by leaf-child0802 | 2010-03-02 14:19 | 素敵なものたちのこと | Comments(0)

サロメの一鑑賞者の話

年明けの新春大歌舞伎以来、という、久しぶりの観劇に出かけてきました。

場所は、東京グローブ座
その名のとおり、シェイクスピアの活動拠点だったロンドンのThe Globeを摸してつくられた、とても雰囲気のある劇場です。
出来た当初は「シェイクスピア劇しかやらない!」…という、日本ではかなり思い切ったコンセプトを掲げていたようなのですが、案の定ほどなく行き詰まり(大学生の頃ここでCITY BOYSを観た記憶があります・・・。)、現在はジャニーズ事務所のバックアップを受けて運営されているようです。それでも、この素敵な空間が、劇場のままで守り続けられている、というのはとてもうれしいこと・・・。
残念ながらシェイクスピア劇が上演されることはほとんどなくなってしまったのですが、「ホール」ではなく「playhouse」の趣のあるこの劇場では、やっぱり古典的な趣向のある演目を楽しみたいもの。
今回は、篠井英介さんが「サロメ」を演じられるというので、大よろこびで出かけました。

歌舞伎ではなくて女形をされる、ということで有名な篠井さん。とても興味深い役者さんだなあ・・・と思っていたのですが、あるトーク番組で素顔を拝見して、なんてsmartで、それでいてチャーミングな方なんだろう!!・・・とすっかりファンになってしまった私。

初めて観た彼の女形は、「欲望という名の電車」のブランチでした。場所は、青山円形劇場という、舞台と客席の関係がかなり親密なところでした。
倉俣史朗さんデザインの椅子「ミス・ブランチ」の、アクリルに閉じ込められた深紅のバラのように、美しさと、不自然さを感じさせる役です。閉じ込められた儚さが発する叫びの、狂気を帯びた音色がいつも微かに苛んでくるような役です。
そこには、ブランチがいました。
驚くほど静かなさりげなさで、豊かなブランチのイメージが、そこには表現されていたのです。

宝塚の男役、などはその最たるものと言えるかもしれませんが、舞台で役を演じる、ということには、いかに洗練されたかたちでデフォルメをやるか、というところがあると思うのです。
なのに、篠井さんの女形は、むしろ控え目なくらい。それでいて、一瞬の微笑みに、まばたきに、ただたたずんでいる姿に、「あぁ・・・彼女がそこにいるんだ・・・。」と思わされてしまうのです。

今回演じられたサロメは、まだ少女といっていいかもしれないくらいの娘の役。
「舞台で役を演じる、という表現は、お客様のイマジネーションの力を信頼しているからこそ、成り立つもの。」…と、篠井さんはおっしゃいます。
即物的な見方をしてしまえば、いかに役者として訓練され洗練された、華奢な方とはいえ、そこにあるのは明らかに間もなく50歳を迎えようとする男性の肉体です。(特に今回はヨカナーンを演じたのが、見事に澄まされた肉体を持つダンサーの森山開次さんだったので、それを意識してしまうと、無理は感じてしまいます。)
けれど、篠井さんが発しておられるエネルギーは、サロメそのものでした。それを感じた時、受けとった時、そこにいて、私のイメージを満たしてくるのは、紛れもなくサロメでした。自分の美しさが人を動かすことをよく知っている、そして、そのことを畏れることを知らないだけ愚かな娘が、そこにいました。

アイルランド出身のオスカー・ワイルドの書く、散りばめられた、という感じの言葉たちは、唯美的なだけでナンセンスだ、との批判を受けさえしましたが、ミクロとマクロが、求心と遠心が、ただその繋いだ手を信頼してくるくると回り続けているようで、どことなく、心魅かれてやまないケルトの香りも感じました。
サロメのイメージに酔いながら、そんな言葉たちがまるで歌うように語られるのをうっとりと楽しんでいたら、ほんとうにあっという間に、一幕90分は過ぎていったのでした。

行ってよかった!

・・・ということで、今日はちょっと、サロメの香りを考えてみようと思います。
自分を拒んだ恋しい男に口づけをしたいがために、その男の首を所望したサロメ。
「恋」の星といえば金星、ですが、相手と響き合うことではなく、相手を手に入れることを執拗に求め、死の感触さえよろこびとしたサロメの恋の星は、火星・冥王星・蠍座・・・の感じ、でしょうか。

サロメの恋の香り
   シナモンリーフ 1滴
   イランイラン 2滴
   サンダルウッド 3滴

この日は幸運にも終演後にちょっとしたトークショーのおまけが付いていました。
メイクを落として、シンプルな私服に着替えられた篠井さんから醸し出されていたのは、自然な謙虚さと、愛らしいユーモア・・・。そんな方が、つい先ほどまでサロメだったとは!・・・と、今さらのようにびっくりもしたのでした。
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by leaf-child0802 | 2009-10-26 15:42 | お出かけの記憶 | Comments(0)

生きる勇気をくれる星空

中秋の名月。英語だと、harvest moon。占星術の言葉では、牡羊座の満月。
正確に満月になるのは、明日の15時ちょっと過ぎなのですが、今夜あたりに、お月見イベントがいろいろと催されるみたいです。
東京は、しっかり秋雨が降り続いていますが、明日には貴重な晴れ間があるみたい。絶妙に出会えたら、きっとよろこびもひとしお、ですよね。楽しみです。

私事ですが、明日は弟の誕生日です。
満月は、それまで頑張ってきたことが実る月。そして次のステージへと意識を向けさせてくれる月です。
弟にとって、うれしい誕生日になりますように。

十二星座の一番目を担っている牡羊座は、「始まり」ととても関わりの深い星座です。ただ、その「始まり」は、「始まる」というよりは、「始める」という感じがふさわしいように思います。そこには意志があり、意識がある、という感じなのです。そしてそれは、果てしなく遠く、ではなく、ただ目の前を純一に見ています。だから、怖がることなく踏み出し続けられるのだと思います。

そんな牡羊座で月が満ちるのは、秋分を過ぎてすぐの頃です。すなわち、昼よりも、夜が長くなったことを感じるようになっていく頃です。お日さまの光が少しずつ遠退いて、空気が冷たくなっていくのを感じるようになっていく頃です。
だからこそ、闇を、冷たさを、怖がらないために。たゆまなくやって来る新しい日々に、踏み出し続けるために。牡羊座の満月の光をたっぷり湛えてておけると、心強いんだろうな、と思います。
お月見で実は私たちは、暗く冷たい季節に備えてエネルギーチャージしていたのですね。

くしくも、そこから2週間の星空を眺めると、「踏み出し続ける」というのは、なんだかキーワードになっているみたいな感じがあります。
牡羊座の守護星であり、私たちを踏み出すように鼓舞する火星は、「新しいあり方」に敏感になっている水星と天王星の対話をいっそう活気づけることをした後、土星とドラゴンヘッドがつくっている流れの感触を、より力強いものにしようと向かいます。
ドラドンヘッドとは、私たちに開かれることを待っている扉のようなところであり、開いた先に続いているであろう道に、私たちは踏み出すことを望まれているような感覚を持つところでもあります。そこに土星が繋がる時、私たちは、そこへ向かう気持ちをしっかりとした誠実なものに培うことができるのですが、さらに火星が繋がることで、その気持ちをより建設的に、現実に生きたものとすることができる可能性を感じます。
現実へと、踏み出し続ける・・・そうして私たちは、生きる現実を豊かにしていくことができるような、そんな感じがしています。

生きる勇気をくれる星空の香り
   シダーウッド・アトラス 2滴
   パイン 2滴
   クローブ 1滴

十二星座それぞれへのメッセージはこちらへどうぞ。
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by leaf-child0802 | 2009-10-03 12:54 | 星空のお話 | Comments(0)

情熱の向かうところ

昨日、野生のライオンが相当に深刻な絶滅の危機にある・・・というニュースをみました。そもそも二千数百頭ぐらいしかいないのに、一年に百頭単位で減り続けているのだとか・・・。原因は、密猟に加えて、家畜を襲われた地元の人たちが「駆除」しようとしてしまうことなのだそうです。でも、彼らにとっては大切な「観光資源」でもあるので、いかに上手く「共存」するかを考えなければならない・・・ということでしたが・・・。
なんだか悲しくなるお話でした。
たしかに、現地の方たちが、生活を脅かされることに必死で抵抗するのは、仕方がないことだとは思います。
でも、何かを守ろう・大切にしよう、という行為が、愛ではなく利害に基づいて為される、というのは、なんだか悲しいことのようにも思ってしまうのです。
「きれいごと」かもしれないけれど。
自分たちは他の動物よりも優れた頭脳や心や魂を持っているのだ、と人間が言い出して久しいですが、そうだとしたら責任を持って、「利害に基づいた保護」ではなく、「愛に基づいた共存」を心にかけていかなければならないように、もっとよいあり方を考え続けていかなければいけないように、そんな風に、思いました。

明日はライオンを戴く、獅子座で新月となります。

日本をはじめとする東アジアでは、「獅子」というと、例えば麒麟のように、「伝説の聖獣」のようなイメージがありますが、占星術が生まれ育った古代オリエントや地中海世界では、ちゃんと「地上の生きもの」でした。けれどその堂々とした美しさは「力」の象徴として崇められていて、古代エジプトにはライオンの頭を持ったセクメトという戦いの女神さまがいましたし、ライオン狩りは王のスポーツであり、その様をうつした古代メソポタミアの素晴らしいレリーフを、大英博物館などでは観ることも出来ます。

獅子座はドラマティックで情熱的な星座だといわれます。力を使うことを少しも厭わないのです。その守護星である太陽のように、自らを燃やし、輝かせ、そのエネルギーを惜しみなく与え続けます。そして、それが受けとられることを、純心によろこびます。
生きていることの素晴らしさ、その尊さに、忠実なのだともいえるかもしれません。獅子座は心臓を司る星座です。科学がなんと言おうと、私たちはいのちは、心は心臓に宿っている、と、どうしようもなく感じています。人が、その人として生きている限り、忠実に動き続けるのが、心臓なのです。

自分が自分として生きていることのよろこびに、忠実になろう。そのよろこびのために、しよう、と思うことを始められる、そんな新月です。
その新月を、さらに活気づけるように、情熱の星火星が、語りかけています。ここしばらく火星は、星たちを繋いでとても力強い流れ(専門的にはコンフィギュレーションと呼びます。)を生もうと懸命になっているかのようにして動いているのですが、この新月から月が満ちていく間にも、コミュニケーションの星・水星などと特徴的な結びつきを保ちます。自分らしさ、というものに意欲的に向かうとともに、それを周りに向けて開放し、表現することも出来る時期になると思います。火星は10月から半年以上も獅子座に滞在するので(めったにないことです!)、もしかしたらそれに向けて準備をしているのかもしれません。
この期間中にはまた、「個人の星」とされる太陽・水星・金星・火星のいずれもが星座を移動(イングレス)し、山羊座の初期度数にいる冥王星と続々と繋がりを持ちます。冥王星というのは、私たちの奥深いところをふつふつとさせる、凄まじいまでのエネルギーのある星なので、前述の流れと相まって、いつにない勢いで何かに向かうようなことになるかもしれません。

あなたを輝かせるために、ちょっと「頑張る」ことを意識してみて、よい時期だと思います。
そうして輝けたら、周りも明るく、あたたかくなっていることに、気付ける幸せな時もくると思います。そういう時きっと人は、愛に満ちている、ということを、実感できるのでしょう。

輝いているよろこびを表現する香り
   オレンジ・スイート 2滴
   ローズマリー 1滴
   ラベンサラ 1滴
   パイン 1滴

十二星座別のメッセージはこちらへどうぞ。
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by leaf-child0802 | 2009-08-19 13:38 | 星空のお話 | Comments(0)

強く儚いものたち

タイトルは、coccoの楽曲から拝借したものです。アンビバレントで、とてもほんとうな感じがして、気に入っている言葉の一つです。

台風一過・・・といえば、フェーン現象でしょう、と、暑さの到来に身構えていたのですが、涼やかな風が吹いていて、心地よいのだけれど変な感じです。しかも台風が去った後しばらくは、洗いざらしの澄んだ空が広げられているものなのですけれど、今回はもう暗い色の雲が垂れこめてきています。
なんだかストレスで体調のバランスがとれなくなってしまった人みたいな空です。人間だったら、お医者さんにかかるとか、ゆっくりお休みして好きなことをしてみるとか、ハーブティーやアロマでケアをするとか・・・ですが、空はどうやって、自分を癒すのでしょうね・・・。

日曜日と、今朝と、立て続けに地震もあって、不安になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
私はこと自然現象に関しては、動物的な感覚があるらしく、実はここしばらく奇妙なエネルギーの鬱滞感に襲われていました。今朝も地震の5分ほど前には目を覚まし、やっぱり何かおかしいな・・・と思っていたら、案の定でした。
我が家には今、オーラソーマのセラピーの相棒である107本のガラスの小瓶たち↓が一緒にいるので、地震の時にまずするのは、このコたちの棚を支えること。
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その瞬間の星空をみてみたら、火星と土星がタイトなスクエアになっていました。この星の関係性がすなわち地震を引き起こす、ということでは決しでないのですけど、溜め込まれていたエネルギーが思わぬ勢いで放たれてしまうような雰囲気は、感じられます。

自然の力というのは時に猛烈で、人間は為す術もなく傷付けられたように感じることもあります。そのような時、その自然現象を人間は「天災」という忌まわしげな名前で呼びます。
でも、わかっていてください。
人間は、悪意を持って意図的に何かを傷付けるということをしばしばしますが、自然は、人間を傷付けるつもりなど、ないのです。その力がどれほど猛烈でも、そこに悪意なんて、微塵もないのです。懲らしめてやろうとか、思い知らせてやろうとか、そんな意図も、露ほども持っていないのです。

人間のつくったものは、自然が、神さまがつくったものよりは遥かに脆弱です。建物や、道路や、数多の便利な設備や・・・日頃どんなに立派でしっかりしたものに思えていても、それらは自然の力の前には、あっという間に無残な姿をさらします。
けれど、人間は、他の生きとし生けるものたちと同じように、自然が、神さまがつくった、いのちというものを持っています。たしかに、ひとつひとつのそれは、儚くも感じられます。でも、繋がり合って生き続けるそれは、とても強いものでもあるのです。
地震や、大雨で、大変な思いをされている方もいらっしゃるでしょう。でも、いのちは強いものです。生き続けるために、自ら傷を癒そうとする力を、自然は、神さまは、ちゃんと備えていてくれています。自然に、神さまに、感謝し続けようとする力を、私たちは持っているのです。

いたずらに怖がることなく、信頼しよう・・・そう、思います。
そんな風にして丁寧にエネルギーを使う、というのは、火星と土星の関係のあり方の、もうひとつの可能性なんですよ。

エネルギーを丁寧に使うための香り
   ジンジャー 1滴
   パイン 2滴
   ティートリー 2滴 
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by leaf-child0802 | 2009-08-11 19:49 | 素敵なものたちのこと | Comments(0)

夜空に咲く花

昨夜、東京湾大華火大会が開催されました。

お江戸の華、と呼ばれる夏の風物詩。梅雨が明け、蝉たちの声が夜も昼もなく響くようになると、東京では毎週のようにあちらこちらで花火の宴が催されます。上京して間もない大学生の頃はそれがうれしい驚きで、暑さにもメゲずに、友人たちとよろこび勇んでピクニックシートの上で、何時間も過ごしたものです。

四捨五入すると四十、という歳になり、さすがに暑さや人混みにメゲるようになったこの頃・・・ですが、東京湾に上げられるこの夜の花火たちは、いつも東京タワーや昇る星たちを眺めている我が家の東の窓から、ゆっくり楽しむことが出来るんです。
東京で花火、といえば、隅田川や神宮外苑の花火大会が有名ですが、実は一番大きな花火(何尺玉だったかは失念しましたが)が上がるのは、東京湾でなんです。先日のSma-Stationの花火大会ランキングでも、堂々のベスト3でした!
独り占めなんてとんでもない!・・・と、この日は毎年ホームパーティーをすることにしています。

今年も集まってくれた友人たちと、シャンパンを飲みつつ、チーズやラスク(チリ&ガーリック味でとても美味しい!友人の手土産です。)をつまんで、夜の帳がおりてくるのを待ちます。
いつも目を楽しませてもらっている、素敵なお庭になっているご近所の屋上には、三尺帯のふわふわが可愛い浴衣姿の子供たちのいるご一家も、ワクワク待っているのが見えています。

暮れなずんでいた日がようやく宵闇へと空を手渡すのを見計らったかのように、19時になると、まずは素晴らしく艶やかな紅色の光の花が、小気味良い音を従えて、嵐のように咲き乱れました。

ところが。

息をついているのも惜しいように次々と夜空に咲いては散っているはずの光の花は、ほどなく、煙幕に覆われて見えなくなってしまいました。
東京タワーや高層ビルも、徐々に霞み始め、5キロほど離れているはずの我が家の窓からも(音を聴くために開けてあったのです。)、火薬のにおいが流れ込んできます。微かにではありますが、煙の感触で目がしばしばします。

ただ耳に、そして体の芯へとたたみかけるように伝わってくる、和太鼓にも似た勇壮な響きに、その花の開く姿の壮麗さを、想像するしかありません・・・。

ここに住んでもう6年ほどになりますが、この宴の宵にこんな風が吹いていたことは、一度もありませんでした。夏の暑さを煽る南風は、花を隠してしまうようなことはないのです。でも今年吹いていたのは、熱気を冷ますような、東風でした。
スーパーに行っても夏野菜たちが旺盛でないし、本当にこの夏は異常気象だな、と意識してはいましたが、いつもと違う風がこんなに吹いているとは、と、改めて肌で感じさせられました・・・。

「大きな団扇が欲しいね。」
「レッドクリフの諸葛孔明みたいな・・・。」
「いや、ダイソン(=パワフル掃除機の有名メーカー)かな・・・。」
「みんなで念を送ったらどう???」
・・・などなどと言いながら、花火の気配を感じとろうと、みんな一生懸命です。

ふと、この間の日食を思い出しました。
みんなが見ようと、感じとろうと、一生懸命に自然の気配の方を向いていた、あの素敵な時間のことを。

幸い、風向きは微妙な加減で変化していき、クライマックスの頃には、無事見事な大輪の花の咲くところや、名残惜しいようにその跡から光の粒子がしだれ落ちていくところを、見ることが出来ました。
懸命に待っていただけに、ついあがってしまう大きな歓声。
見られたことが一層大切にされたみたいで、そういう花火大会も、なかなかオツだな、と思いました。

やっぱり人間は、お天気には勝てません。
だからお天気が素敵だった時は、うんと感謝しよう、と思います。どんなお天気でも、ちゃんと素敵なことを見つけよう、と思います。
来年の花火大会は、どんなお天気に、なるでしょうか。お花がいっぱい見られますように・・・と、お願いするくらいは、いいよね・・・。

空に咲く花の香り
   ジンジャー 1滴
   ライム 1滴
   ローズマリー 2滴

ちなみにわが故郷の奈良では、花火、というと、若草山の山焼きを彩るために上げられるものが、一番親しいかな、という感じです。これは、真冬の花火なんですが、凍りつく寸前みたいな、少し痛いくらいに澄んでいる空気に砕け散っていく火、というのも、素敵です。寒さに耐えて眺めるに充分値するんじゃないかと思います。
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by leaf-child0802 | 2009-08-09 14:26 | 季節の言祝ぎ | Comments(0)

神田で、ケルト体験

THE CELTS 風の王国
神田明神のすぐそばにあるgallery bauhausでやっている写真展。高い天井の地下のお部屋があって、確かになんだかバウハウスっぽい、シンプル・モダン・スタイリッシュなのにどことなくあったかい、素敵なギャラリー。そして、光の感触をきれいに映し出しているモノクロームの写真たち。
先週のことになるのですけれど、阿修羅のジュエリーのお話にも登場した装飾美術・そしてケルト研究のスター、鶴岡真弓さんがギャラリートークをされたので、合わせて出かけてきました。

鶴岡さんのご活躍のおかげでご存知の方も多くなったことと思いますが、ケルトというのは、ヨーロッパ文明の源流となった文化の担い手の民族のひとつで、現在ではアイルランドなどが、その末裔たちが生きる地として有名です。大陸のもう一方の果てに生まれた私たちにとってはエキゾチックでいて、オリエンタルなものとの妙なる響き合いも感じさせる、どこかミスティックな文様の世界・・・私がそれに触れ、魅了されるようになったのは、LIBERTYのデザインがきっかけでした。
まだアイルランドには行ったことがないのですが、ケルトの気配が濃く満ちているその地は、一度はゆっくり旅してみたい、憧れの地のひとつです。

ブリトン島でも北に行くほどに、光は不思議な冴え方をしていくように感じます。白と黒の階調の感触が、なんだか強くなっていくのです。色の鮮やかさではなく、ただそこにある明るさを、純一に、大切に、愛でようとするみたいに。
「雨のプリズムを通した、中間照明のような光の経験」・・・という風に鶴岡さんは表現されていましたが、そんな静かに繊細に満ちている光が、丁寧にそっとすくいあげられたモノクロームの写真たちは、穏やかで、でもしっかりと明るくて、素敵でした。

ケルト文様のようにパワフルに増殖・充満していきながら、バランス感の見事さの不意打ちに驚かされてしまう鶴岡さんのトークは、ほんとに眩暈がするようで、存分にケルトの世界を感じられた夜でした。

ケルト文様みたいな香り
   フランキンセンス 3滴
   クラリセージ 2滴
   ブラックペッパー 1滴

おまけ。
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寄り道してお参りした神田明神。朱赤と青銅色の艶やかなコントラスト。提灯が並んで燈っているのもちょっと艶めかしくて、黄昏時の境内は、なんだか「異界」な雰囲気です。
杜の樹々と宵闇に溶けていくみたいな明治神宮や春日大社とはまた違った趣きで、おもしろかった。
   
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by leaf-child0802 | 2009-06-05 16:17 | お出かけの記憶 | Comments(0)

10's Green

エモン・フォトギャラリー。
昨日ご紹介した忘れな草が咲く植え込みから通じる道にある、静かで素敵なギャラリーです。
ただ今「10's Green」を開催中。10人の写真家さんたちによって、「Green」の彩々のメッセージを感じることができます。プラス、作品を買うこともできて、その売り上げの一部が、植樹活動(My Mai Tree)に寄付される、というエコイベントでもあります。

「Green」が私たちに語ってくれるもの。植物たちのよろこびの美しさ。生きていることの愛おしさと安らかさ。そこに満ちている水と光。そこに満ちてくる平和の感覚。
大切なものたちです。
癒されたいと思ったとき、未来のことを思ったとき、私たちはやっぱり、greenへと還っていこう、と思うんだなと思いました。

外苑西通りから一本入ったこの辺りは、全部の路地に入ってみたくなるような、どの角を曲がろうか迷うのが楽しいような、緑がうれしい住宅街です。植物のグリーンときれいに調和したモダンな建物。樹の陰にこっそりとある階段を下りていくと、ギャラリーに辿り着けます。静かに明るい、心地よい空間です。10人の写真家さんたちとのコラボレーションも、和やかでいい感じになっていました。
お散歩がてらに、くつろいでgreenを感じられて、おススメです。土曜日(25日)まで、やっているそうです。

そして今日の星空のお話。
間もなく、金星と火星が魚座の29度で出会います。
金星はここしばらく「流れを遡る」ことをしていたのですが、それを済ませて、流れに戻ろうとしているところです。そこに追いついて来た火星と、おち合うような感じになっています。
「魚座の29度」というのは、ちょっと特別感のあるところです。例えば、23時59分。12月31日。その次の瞬間へと切り替わることが、ちょっと特別なことのように思えて、逃さないように見つめてしまう。何かがすぱんと解放される前の、緊張の一瞬。感覚を研ぎ澄ませてしまう一瞬。
金星は女性性、火星は男性性を担う星です。この世界の、ある両極です。それが、特別なところでおち合う…両極が、触れあう…何かが生まれるはじめを告げる、小さいけれど眩しい光が、一瞬放たれるのかもしれません。この両極は、愛すべき何かを生むために、触れあうのです。
触れあったあと、火星は金星を、追い越していきます。けれど、6月の下旬には、今度は牡牛座の真ん中で、乙女座にいる土星との幸福感に満ちたハーモニーの中で、再び触れあいます。
今感じた光が、何かのかたちを帯びるのは、その頃になると思います。なので今は存分に感覚を澄ませて、放たれた光を愛でておいてください。

特別な一瞬の光の香り
   ジンジャー 1滴
   ペパーミント 2滴
   ユーカリ・シュタイゲリアナ 2滴
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by leaf-child0802 | 2009-04-21 15:19 | お出かけの記憶 | Comments(0)

青空

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今日は目をそらすことが出来ないぐらいに、空が青いです。
たしかに東京の空は、アフリカの空や地中海の空みたいに、奄美の空みたいに、しょっちゅう澄んで思いっきり青いワケじゃないけど、ほんの時々、こうしてはっとするほど青いことに気付ける日もあるのです。
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↑そして今日のスタジオからの景色。新緑も街も、昨夜の雨に洗われて、ぴかぴかご機嫌です。

最後に、今日の星空のお話。
今日、これを書いている瞬間にも、魚座で天王星と火星が重なろうとしています。
私はかつてオーストラリアに暮らしていたことがあるのですが、あの大陸ではブッシュファイヤー(=山火事)が自然の営みのあるべきかたちとして起こります。それを迎えなければ、はじけない種もいるのです。
今日の星空の展望は、なんだかそんな感じがします。やっとはじけた種が、健やかに芽を出せますように。

種がはじけて蒔かれる香り
   バジル・リナロール 1滴
   ラベンサラ 2滴
   グレープフルーツ 2滴
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by leaf-child0802 | 2009-04-15 15:55 | 素敵なものたちのこと | Comments(0)

いつか見てみたい

素敵だなあと思ったCMがあります。
au Smart SportsのGreen Road ProjectのCM。ジョギングをする女の人の足もとから緑が湧き立って、みるみる街を包んでいく、というものです。「あなたの走った1kmが1円分の緑になる」…なんかとってもいい感じです。自分がソフトバンクユーザーなのが、ちょっと残念。

いつか見てみたいものがあります。
人間がいなくなった地球。文明の跡が緑に還っていくところ。

植物たちは、人間に見られることがなくても、美しいままです。人間がいなくなっても、この地球に寄り添い生き続けることでしょう。彼らが生きることに、人間は必要ではないのです。
人間は食物連鎖の頂点だ、とか言います。でももしかしたらそれは、他のどのいのちからも、生きるために必要とされていない、ということの別の言い方なのかもしれません。たしかに特殊な存在、ではあります。
本来、いのちの連鎖には、終わりもなく始まりもなく、上もなく下もないのですから。世界の構造は、ピラミッドではなくて、くるくるとたおやかにまわっている円…そんな風に私は感じています。
そこには心地よさがあります。人間が不安になったり、よろこびを見失ったりするとき…それはその心地よい場所にいないような感じがするからかもしれないな、と思うのです。だから、「神様が人間を特別に創ったのだとしたら、それは世界が美しいことを一緒によろこびたいから」という想いを、大切に伝えたいと思うのです。みんなが健やかに、安らかに、生きられるように。

ちょっと重たい話になってしまったでしょうか?
ここで今日の星のお話。
今日の空では、魚座に辿り着いた火星が、山羊座にいる冥王星と、活力に満ちた旋律を奏でます。そして明日には、太陽が牡羊座に入ります。

火星も冥王星も、なにかが生まれ出ようとするときの力を感じさせてくれる星です。
そんな二者が調和しています。
いのちを永遠とするのなら、それは「生き続ける」からではなくて、「生まれ続ける」からだということを、うたってくれているようです。
水の星座である魚座は、生まれ出るもののために豊かな土壌としてのカオスに還ろうとする星座です。
地の星座である山羊座は、自らがよって立つものを確かにしようとする星座です。
浮かんだイメージは、「ナイルの洪水」。
そして12星座の一番目である牡羊座は、生まれ出よう、という強い思いを持っている星座です。

春の芽吹きの季節にふさわしい空、という感じがします。
いのちの力強さを信頼できるようなことに、巡り合えるといいな、と思います。

いのちの力強さを感じる香り
   ジンジャー 1滴
   イランイラン 1滴
   プチグレイン 1滴
   ライム 2滴
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by leaf-child0802 | 2009-03-19 11:11 | 星空のお話 | Comments(0)